【BUNGO-ブンゴ-】第47話[彗星が消える]読みました。吉見、苦悩の末に・・・
集英社の週刊ヤングジャンプ No.9 に掲載のBUNGO-ブンゴ- 第47話 [彗星が消える] 読みました。かつて吉見がまだ1年の頃の敗戦・・・。一人自室にこもる吉見 雅樹の回想シーンから物語はスタートしました。
数々のトロフィーや盾が並ぶ自室で立ち尽くす吉見・・・
普段のおとなしそうな吉見からは想像もつかないほどに荒れているのでした。
こみ上げる怒り
仲間の「お前のせいで負けた訳じゃねぇ。お前のおかげでここまでこれたんだ!」という言葉を思い出しては「そんな風に言われる筋合いはない・・・!」と、保護者の「あの吉見くんで負けちゃったんだから、諦めもつくでしょう?」には「諦めなんて・・・つく訳ねぇだろ!!」と声を荒げて、
次々とトロフィーや盾を壊して行くのでした・・・。
自分には、そこまで熱くなれるものはありませんでしたが、吉見投手のその気持ちと行動はなんとなく分かる気がします。。
先輩達の未来を狂わせた・・・
その時、吉見の脳裏にあったのは、それら言葉とは裏腹に、荷物は投げ出され、地面には「ヘボピッチャー」だの「調子こくならせめて勝てやん」、「3年生はみんな、おまえのこときらい」とか書かれた文字・・・
先輩達の無言の言葉を受け取った吉見は、「俺が・・・、先輩達の人生を・・・狂わせた・・・」と自分投球を悔いるのでした。
今まで、高校野球とかで1年生がマウンドに上がったりしていたり、野球に限らず箱根駅伝でも1年生ランナーががんばっていたりすると、負けてもまだ2年間あるから思いっきりやればいいと思っていましたが、最後の試合を戦う3年生や、最後のチャンスを1年生に譲った3年生がそんな気持ちでいるわけなんですね・・・
吉見 VS 立花
そんな吉見の回想が明けたシーンは、宿敵、上本牧シニアの4番、立花くんとの勝負。
この打席、総合的に吉見の方が分が悪いと判断した鮎川は、立花を歩かせろとサインを出そうとしますが・・・。
吉見の投げた球は、第一球あわや特大ホームランとなるところで大ファールとなり救われた時と同じコース・・・甘めのストレートとして立花の元へと飛んでいくのでした・・・
そんな絶好球を立花が見逃すわけもなく、全力スイング!
しかし、その球は吉見の秘密兵器、渾身のスプリットなのでした。空を切るバット・・・
吉見 VS 立花の戦いは見事に吉見が勝ち取ったのでした。
さすが超有望株を狙う吉見ですね。こんなところでへこたれてる訳にはいきません。ところでスプリットって??調べてみた感じ、フォークボールみたいに落ちる球なものの、スピードがあり落ちる落差は少ない球種だということです。
ますますおもしろい展開になってきました。
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