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極黒のブリュンヒルデ 第72話 [さよなら、幸せだった日々。] の感想


ついに圧倒的な力で良太らに牙をむくヴァルキュリア。平和に流れていた時は一変、攻撃を受けた良太は絶体絶命のピンチに陥ります。

意識が薄れていく中で・・・

ヴァルキュリアの攻撃から黒羽 寧子をかばって被弾した村上 良太。カズミも鷹鳥 小鳥も泣いて駆け寄ります。死を覚悟した良太は誰も守れなかったことを悔やみ「助けられなくて…、ごめん…」と言います。

おびただしい出血、意識が遠のいていく中で村上の前に姿を現したのは奈波…。彼女は操憶の魔法使いで実は幻想、自らが死ぬ前に良太の記憶へ自分自身を埋め込んだのでした。

奈波からのアドバイス

奈波は良太が絶体絶命だと思った時に現れるようにしていたと言うこと。良太も言っていますが、いくらなんでもこのタイミングは遅すぎます。。

幻想である奈波と話す良太。寧子やカズミには状況が把握できるはずもなく「もうアカン…。出血が多すぎて幻覚を見てるんや…」と涙ながらにつぶやきます。ただ1人、魔法使いの研究所ヴィンガルフ所長の 九 千怜は「……。奈波?」と感づいている様でした。

奈波はヴィンガルフが鷹鳥 小鳥と黒羽 寧子を恐れていることを教えてくれました。そしてヴァルキュリアより強いという寧子の封印を解除する方法も。

何もせず殺されるしかないのか!?

ただ、99.9%の確率で解除に失敗して解け死ぬという方法、良太は僅かな可能性とはいえ踏み切ることができません。展開的に僅か0.1%の可能性で寧子の魔法が解き放たれる…。なんて思ってしまいましたが、良太の性格から言ったら確かに押せなそうですね。。

「どうして私にはこんなに力がないの…?どうして誰も守れないの…?」と言う寧子、「誰も魔法使いになりたくてなったんやない…。勝手に改造されたんや…。なのになんで…、こんなに全てを失わなあかんのや…」と悲しむカズミでした。

九は冷酷に「お前達には生きる資格がないからだ。」と言い放ちます。「研究を進める上で当然発生する廃棄物を外界に廃棄するわけにもいかず、コストをかけて処分している。それだけだ。」とも…。なんと冷酷な・・・

絶体絶命のこの戦局

留めを刺しにかかるヴァルキュリアでしたが、事態は急変・・・。「どうして?魔法が使えない……」と不思議がるまさかの事態。「まさか…」とつぶやく九の前に姿を現したのは、黒い服に身を包んだ少女と少年、ボディガードの様な男2人の4人でした。

「久しぶりねぇ、九所長」と言う少女と、全ての魔法を中和するイニシャライザーと称する少年。彼女らは良太が電源を入れた端末のGPS情報を辿ってやってきたヘクセンヤクトでした。良太が「もう後はない。失うものもない。だったらもうひとつだけ出来る事がある。」と言っていたのはこの事だったんですね。。

ちょっと見なりがファンタジー過ぎな気もしますが、彼女らに期待するとしましょう。ただ、良太が瀕死の重傷であることには変わりないんですけどね・・

攻撃手段を封じ、銃を突きつけるヘクセンヤクト。さあ、この戦局の行方は如何に!?ヘクセンヤクトが良太を助けてくれるなんてことあるのでしょうか。でもまさか主人公がここで死んだりしないですよね!?

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