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極黒のブリュンヒルデ 第78話 [取引] の感想


アニメ化企画進行中だそうです。ただ、詳細は全く謎。分かり次第感想の中でも触れていきます。さて、本編では、村上 良太がピンチです。ヘクセンヤクトに渡した受精卵のシリンダー、そこに受精卵が入っていないことが発覚し緊張に包まれていました。

シリンダー

受精卵が入っていない!?

村上 良太がヘクセンヤクトのミキから鷹鳥 小鳥とグラーネについて聞き出していたところ、ミキに仲間から知らされたのは、シリンダーに受精卵が入っていないという事実でした。

「私たちを騙して…、タダで済むとは思ってないでしょうね…」と怒りを露にするミキに、良太は「……すまない…、知らなかったんだ…。まさか何も入れていなかったなんて…。」

胎芽!?

すっかり叔父の柱谷 小五郎に騙されたと思った良太でしたが、地下から上ってきたヘクセンヤクトの男性の一言で、また事態が一変します。

「受精卵が入っていないとは言ったが、カラだとは言ってねーから」と、言葉遣いこそチャラそうですがそれなりの地位を持った研究者の様です。彼は続けて「受精卵じゃなく、成長した胎芽が入ってたんだ。」と言いました。

それを聞いた良太は再び自身に満ちたまなざしをミキへ向けます。ところで「胎芽」は普通の医学用語ですが、胎児の手前で未だヒトとしての機能が備わっていない生命体を指すそうです。

質問に答えろ!

あんたはもう帰りなさい。

受精卵を生きたまま回収できたヘクセンヤクトは、良太に「あんたはもう帰りなさい。質問に答えるのは1つだけよ。」とあしらいます。「もし1つだけなら最初に言わないとフェアじゃない。」とつっかかる良太に対して、「従わないなら殺すだけよ」と脅しをかけるミキでしたが、良太はまったく負けていません。

「黙れ。なんとしても答えてもらう」とミキに立ち向かいます。

良太の作戦

おれの質問に答える方が楽だと思うけどな。

良太が連れてきているのは寧子とカズミと初菜の魔法使い3人、ヴァルキュリアに探知されない様にハングアップした状態で、しかもヘクセンヤクトには魔法を無力化できるイニシャライザーと呼ばれる少年もいます。ミキが「…だから何?あんた達には何も出来ないわ。」と自信満々に答えるのも当然です。

良太もそれは分かっていたこと。しっかり作戦を考えていました。3人のうちの誰かがもうすぐハングアップから回復すること、回復したらヴァルキュリアに探知され、ヘクセンヤクトのアジトがバレてしまうこと、イニシャライザーが居ることはヴィンガルフにバレているので次は通常兵器を備えた舞台が押し寄せるだろうことをミキに伝えます。

「ハングアップから回復する前に殺してやる」と言うミキに、良太は「こっちだってバカじゃない。当然逃げるし、隠れる。どう考えてもおれの質問に答える方が楽だしリスクもない。」と応じています。

自信満々に「逃げも隠れもする!」と言う良太がかっこいいですね!

鎮死剤を持っていないか?

質問に答えてやんよ。

あくまでも抵抗するミキでしたが、もう一人の男性が良太のやり口を気に入ったのか「いいだろう、質問に答えてやんよ。ただしコレが最後な?」と交渉に応じます。

良太の質問は「あんた達は鎮死剤を持っているのか?」で、ヘクセンヤクトの回答は「持ってないわ。本当よ。だって必要がないもの。」でした。肩を落とし建物の外に出る良太と魔法使い達でした。

ちなみに、魔法使いのハングアップボタンは押したまま中央方向にスライドしておけば、時間が来てもハングアップしたままになるそうです。ヘクセンヤクトの男性が親切に教えてくれていました。

目的は同じだ…

これ以上ヘクセンヤクトの協力を得られないことが分かった良太は、「小鳥を見つけ出す」という目先の目標は同じだということを挙げ、ヘクセンヤクトを追えばその先には間違いなく鎮死剤があると結論づけます。

ヘクセンヤクト・美樹

九の動向

諜報員からの連絡によると、九 千怜もヴァルキュリアも研究所には帰っていない様で、これをチャンスと見たヘクセンヤクトは、 ソーサリアンを生成できる程の設備を持つ九 個人の不動産を調べる方向に動き出しました。

良太の動向

少し離れた位置からヘクセンヤクトを監視する良太については、特に何かできるわけでもないし放っておいていいという指示でした。

宇宙人の受精卵

外に出て培養されでもしたら大変…

良太から宇宙人の受精卵を回収した美樹はホッと一息。

受精卵は、宇宙人がこの世に実在するという証拠であることに加え、万が一培養されて外に出たら世界中が大騒ぎになるところだったと…。

ところが!

大学の一室で、受精卵の多胚化について話しをする小五郎と、その友人の姿…。「今日返したのは、その片割れってことさ…」と…。そしてその視線の先には培養中の宇宙人の胎芽が……

「一体何が育つのやら…。少なくともホモサピエンスではないようだが…」と、眼が何個かあり羽の様なものが生えた胎芽が最後に描かれていました。。

物語はどう動く!?

恐ろしいことになってきました。

小五郎があっさりとシリンダーを良太に返したのは、裏で受精卵を割球し片割れを培養していたからでしたか…。しかしヘクセンヤクトが恐れるこの状況…

ものすごい壮絶なストーリー展開が予想されます。ヴィンガルフやヘクセンヤクトが登場するもなんとなく平和に過ぎ去っていましたが、今度ばかりはそうはいかなそうです。今回の第78話は、週刊ヤングジャンプ No.47 11/7号(2013年10月24日発売)に掲載されています。

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