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プリマックス 第6話 [ 母はカワイイ!!] 読みました【プリマックス】


週刊ヤングジャンプ No.27 特大号に巻頭カラーで掲載のプリマックス 第6話「母はカワイイ!!」を読みました。

プリマックスは原作/柴田ヨクサル 先生、作画/蒼木 雅彦 先生の作品です。今回の物語は主人公の男子高校生3人のうちの一人、篠原竹雄君にフォーカスを当てた物語でした。篠原竹雄君は柔道に取り組む普通の男子高校生でしたが、主人公のモン太がツチノコを捕獲して得た懸賞金1億円のうち200万を貰い、共に踊る事で「カワイイ」の道へ足を踏み入れるのでした・・・

突拍子のないストーリー

原作の柴田ヨクサル先生、前作のハチワンダイバーもそうでしたが、全く意味不明wなストーリー展開には度肝を抜かれます。適当なのかと思いきやそんなことも無いようで、話しが進んでもブレのないストーリー展開はすばらしいです。プリマックスも最初は「男子高校生が金に釣られてかわいく踊る」というこんなマンガがどう進むのかと思いましたが、だんだんとハマってきました。

前作のハチワンダイバーは絵がひどくて見るのに少し抵抗がありましたが、今回は蒼木 雅彦 先生とのタッグ。女の子(実態は男子高校生ですが・・・)もとても可愛く描けていました。きっとプリマックスを描くには絵の外注は不可欠だったのでしょう・・・

ギャンブラーの父親

篠原竹雄の父はギャンブラー。貧乏のどん底で長男の竹雄とその下に四つ子の兄弟姉妹、母は四つ子を産んだ時に他界してしまい男で一本で五人の子供を育てているのでした。独学の裁拳道をやっているとふざけた描写の傍らで「外敵から自分や家族を守ってくれるのはケーサツでも法律でもない。そんなもの間に合わない。頼りは自分の・・・腕っぷしだけだ。」と教えを説くほどの芯を持った父親でした。その影響で竹雄も柔道に励んでいる様です。

母が帰ってくる

そんな折り、竹雄は弟妹達が「こんど『おかあさん』かえってくるんでしょ」と楽しみにしていることを知りびっくりします。よくよく聞くと「お盆に死者が蘇る」的なあれのことだそう・・・

そして竹雄は弟妹達の「おかあさんには一回あえればいいの。ぼくたち『みんな元気だよ』って『ちょー元気だよ』ってそれだけ言ったらおわかれする」という言葉に、自分達なりの覚悟を伝えようとする姿勢に胸を打たれるのでした。

母?兄?

胸を打たれた竹雄は弟妹達に「きっと・・・母さん・・・来るよ・・・今日の夜」と約束します。

今日の夜って突拍子なさすぎる。。と思いましたが子供達も「きょうのよるぅーっ!!!!」と驚き全開です。ここの描写ハチワンダイバーを彷彿させますね。きっと柴田ヨクサル先生の細かな指定があるのでしょう。

その夜、約束通りに弟妹達の前にお母さんが姿を現しました。その正体はカワイイを掴んだ兄竹雄の女装・・・

「お・・・おかあ・・・さん」と目にたっぷり涙を浮かべ抱きつこうとした子供達でしたが、「兄ちゃん!?」とあっけなくバレてしまいました。「ごめん。似てなくて。」と凹む竹雄に弟妹達は「似てるよ・・・。おかあさあああああああん!!!!」と飛びついたところで、突然の父登場。

カワイイに母性は必要だ

父の登場でカツラも取り正体を明かすことになった竹雄は翌朝学校で汚点だと悔やみ、バレたのは「俺のカワイさに”母性”が足りなかったからだ」と語り、放課後主人公の3人で「ふっ切る程カワイク」おどることを宣言するのでした。最後の大コマで「俺は見た!!!”かわいさ”に”母性”は必要だ!!!」と声を上げた竹雄。

どうやらまた「かわいさ」に必要な何かを掴んだ様でした。

作品の魅力

爽快な展開で進むストーリーに引きつけられ、妙に説得力のある言葉で締めくくられたものの、冷静に考えるといったいだからなんなのという展開。かわいく描かれている女子3人は紛れもなく主人公の男子高校生3人なわけで、キャラクターが可愛いからとハマるのもちょっと違う様な気もしますし、とにかく何が何だか分からないけど読んでいて気持ちのいいマンガだと思います。これがこの作品の魅力なのだと思います。

いったいこれからどう展開していくのか・・・。
楽しみです。

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