【テラフォーマーズ(新章地球編)】第41話 [PROLOGUE OF EPILOGUE 新世界の幕開け]読みました。ついに連載再開!
2018年4月26日発売の週刊ヤングジャンプ No.21,22合併号にて、休載が続いていたテラフォーマーズがついに連載再開しました。 テラフォーマーズ(新章地球編)第41話「PROLOGUE OF EPILOGUE 新世界の幕開け」を読んだ感想です。テラフォーマーズは作/貴家 悠、画/橘 賢一先生方の作品です。
作者の貴家先生の病気で連載が止まっていたテラフォーマーズ・・・。連載再開から一挙53ページという長編。貴家先生・・・体調は大丈夫なのか!?
超駆け足におさらい
巻頭のカラーページで一気に物語りを説明しています。「対象的な生物の、生き残りを懸けた闘争の記録である」とくくられた巻頭ページ。うまくまとめられてますね。
今までテラフォーマーズを読んできた読者であれば、ここまででなんとなく本編に入れる程度の記憶は蘇ったのではないでしょうか!?
とはいえブランクが・・・完全には思い出せない・・・
本編に入り、地球で猛威を振るうテラフォーマー達がテレビ中継されているシーンへと突入しました。
こんな展開でしたっけ・・・。世界が大混乱に陥っている様です。
なつかしの面々
そしてすぐさま、懐かしの面々が次々とコマに現れ始めます。この繋がっていないけどうまく入ってくる展開。さすがは貴家先生らしい展開です。
最初は小町 小吉(こまち しょうきち)元艦長と、蛭間 一郎(ひるま いちろう) 首相が対話をしようとしているシーンですね。バグズ2号計画で艦長を務めた小町 小吉と、裏切り者の一人だった蛭間 一郎ですね。
そのまま、産まれながらにM.O.(モザイクオーガン)を持っているザ・ファーストこと膝丸 燈(ひざまる あかり)、マルコス・E・ガルシアと誰だ・・・黒髪のつんつん頭は・・・
そしてもう一人、産まれながらにM.O.を持っているザ・セカンドことミッシェル・K・デイヴスの姿・・・。
蛭間と小吉の対話。対話にならず。
再びシーンは蛭間と小吉の対話のシーンへ戻ってきました。ところで小町 小吉の豹変ぶりは何故でしたっけ・・・。確か 凱(かい)将軍の能力で操られてしまったんでしたっけ・・・!?
そんな小吉に土下座する蛭間・・・。「小吉・・・済まなかった・・・・・・。全てをおまえに押しつけて・・・」と・・・。
土下座する蛭間に容赦なく殴りかかる小吉でしたが・・・。
蛭間はすぐさまカウンター。小吉は地に膝をつきます・・・。
「ーだが、それとこれとは別の話だ」と、済まなかったという思いは嘘ではないものの、屈するつもりがないことを強調するのでした。
立ち上がり、蛭間に猛攻をかける小吉は数発なぐり、最後に蹴りで蛭間をふっとばします。
ここで凱将軍登場ですね。
「っ!?・・・・・・今の蹴りは何も操作してないんだが・・・」と不思議がっている様子。やっぱり小吉は凱将軍に操られていた様です。
凱将軍のこの言動・・・。「実は操り切れてませんでした」フラグっぽいですね(^_^;)
ガチの殴り合いが展開
お互いこれまでの戦いの想いをぶつけ合ったガチの殴り合いが展開していきます。
「おっさん同士、何を青春ぽく殴り合っているのだ。」と見かねた凱将軍は小吉を操りM.O.を発動。「終わりだ。蛭間 一郎 元総理殿」と最後の勝負へと出たのでした。
元総理?
そうか・・・。確か総理が意識を失って職務続行不能とかで既に代打の総理が内定していたんでしたっけ??休載長すぎてさすがに覚えてられません。。
もちろん蛭間もなされるがままではありません。「上等だよ」とM.O.を発動します。
ちなみに、この二人の能力はバグズ手術で獲得したものでしたね。
小町 小吉がオオスズメバチ、蛭間 一郎がネムリユスリカです。
次々と暴露される事実・・・。日本とテラフォーマーの関係。
そして再び地上では、公共の電波を通じて次々と事実が暴露されていくのでした。
テラフォーマーを火星から持ち帰り研究しようとする本多 晃(ほんだ こう)博士の目的を「軍事目的だろう。テラフォーマーは”核”以上の抑止力となる。」と話す人物の声、そしてその人物の声の主が若かりし頃の蛭間の声なのだと・・・。
そして唐突に第504代日本国内閣総理大臣「新墾 ジェイソン(にいぼり じぇいそん)」という男が登場し、アメリカ軍を中心とした全国籍軍が火星のゴキブリ・テラフォーマーの軍勢を水際で防いでくれているのだと言うのでした。
このくだりがイマイチどういう根拠でどういう展開なのか掴みきれません・・・。
テラフォーマーと対話を試みるのは・・・
そしてもう一人・・・
日本中が大混乱に陥っている最中、日本に降り立ったのは中国の国家主席、劉 就武(りゅう じょーう)でした。
こいつはアネックス1号計画で各国を裏切った時の黒幕・・・。なんとその劉 就武がテラフォーマーと対話を試みるというのです。
「蛭間やさっき総理になったばかりのヤツよりはマシだろう」と戸惑いと期待を寄せる国民をよそに・・・それを知る者達は「一体・・・、どういうつもりだ・・・!?」と疑いの目を向けるのでした。
和解成立!?
劉 就武がさしのべる手に手を伸ばすテラフォーマーのボス。
この握手で和平が成立したのか!?という期待の空気が流れだしました。
が・・・
ここはこの作品、貴家 悠先生をなめてはいけません。
あざ笑うかの様な表情を浮かべたテラフォーマーは劉 就武の顔めがけてつばを吐き付けたのでした。
そのつばは頭を貫き、つづけてこの個体が持っているオオスズメバチの能力による毒針でいっきにとどめをさしたのでした。
この惨劇も地上波で生中継されてしまったわけですが、アネックス計画以降、劉 就武やテラフォーマーと関わっていた各国面々は皆あきれ顔・・・。
そして国民達は「やっぱ対話ムリじゃねぇかよおおお!!!逃げろぉお!!」とさらなる大混乱に陥ってゆくのでした・・・。
『人間』と『人間以外』との・・・生存競争が勃発
これまでの様子を冷静に見ていた男がこうつぶやき、次回へと続くのでした。
つまり今回の話しは貴家先生の復活のよる連載再開を機に、再び人類とテラフォーマーとの戦いを振り返り、開戦宣言をしたという感じですね。さて・・・、テラフォーマーズ次回はどう展開していくのでしょうか!?目が離せませんね。
ところで最後に出てきたこの人物、ジョセフ・G・ニュートンでしょうか!?顔は似てますがちょっと雰囲気が違う様な・・・。
いくら長期休載していたからといって、テラフォーマーという作品、これまでの世界観を崩さないまま綺麗なリブートを遂げましたね。そうなってくるとちょくちょく過去を振り返りつつ読んでいくしかありません。
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物語が激化する前に、テラフォーマーズ追いついておかなくては・・・。