テラフォーマーズ 第23話 [SHINING 叡知] の感想【テラフォーマーズ】
週間ヤングジャンプ47号に掲載の第23話 [SHINING 叡知] を読んでの感想です。
立ち上がる膝丸燈!
テラフォーマーの前に破れた訳ではなかった
高速脱出機上で意識を失っていた膝丸燈でしたが、まだまだ破れた訳ではありませんでした。ダメージを追いながらもテラフォーマー(火星のゴキブリ)の前に立ち上がります。
膝丸燈(ひざまる あかり)が言うには、テラフォーマーの知性や素早さ、頑丈さどれをとっても人類の驚異だが、戦い始めてまもないこと、つまりは人類との歴史の差が致命的だと言っています。そして空手を習得しているからこそなし得る至近距離から鮮やかな顔面蹴りを浴びせ、テラフォーマーに勝利します。
勝利だけではなかった!
膝丸燈は高速脱出機上の船員を助けに行く際、ミッシェルをも救う策を打っていました。膝丸燈の能力である大蓑蛾(おおみのが)の丈夫な糸、これを湖に引きずり込まれるミッシェルに結びつけ、かつ呼吸の限界となる2分を超えた場合に救出できる様に長さを調節して高速脱出機にくくりつけていたのでした。
前回、ミッシェルと膝丸燈が2人とも「2分」を戦いの目標に掲げていた意味がようやくわかりました。ミッシェルは水中での活動限界である2分以内での勝利、膝丸燈は高速脱出機でミッシェルを救い出し機体を止めるための2分でした。作戦通りミッシェルは間一髪のところで助かりました。
アレックスも援護
高速脱出機から振り落とされ翅(はね)を広げて飛ぶテラフォーマーに対し、アレックスから遠方から攻撃します。飛んでいるごきぶりなどもはや的、メジャーリーガーを夢見るアレックスにとって格好のターゲットです。遠投で片方の翅を粉砕し、続けてもう一投は防御しようとするテラフォーマーの裏をかきカーブで的確に脚を捕らえます。そしてアレックスの決めゼリフ「今のはM.O.手術の鳥の能力じゃないぜ。1867年に突如現れた”人類最初の魔球”『カーブ』と、それを支える『マグナス効果』だ!」と。ちょっと長いですがカッコいいですね。
ローマ連邦チームより SOS
ミッシェル率いる日米合同第2班がピンチを切り抜けたのもつかの間、他班からのSOS信号を受信しました。次号からロシア連邦チームの戦いへと話しが展開していく様です。ローマ連邦チームってジョセフ率いるヨーロッパ・アフリカ第6班のことですかね。本艦からの脱出早々、網によってテラフォーマーの大群に捕らえられてしまったチームです。はたしてこのピンチ切り抜けられるのか!?