テラフォーマーズ 第33話 [THUNDER STORM 第5班の雷電] の感想【テラフォーマーズ】
週間ヤングジャンプ5+6号に掲載の第33話 [THUNDER STORM 第5班の雷電] を読んでの感想です。
今回、同紙中の「WxY(ダブリュー・エックス・ワイ)」でテラフォーマーズの雰囲気を取り込んだパロディ作品(WxYの世界観は崩れていない)が掲載中。テラフォーマー好きでWxYを読んだことあるなら笑えること間違いなし。今週のベスト作品に選びました。
必ず助ける!!
アドルフ決死の反撃
第32話で「悔しい」という強い意志で死の淵から生還したアドルフ、捕らわれた仲間達を助けるため大量の薬を摂取します。その量は仲間の1人ジョハンが「ダメだ班長ぉおおおオオ!!」と叫ぶ程で、この叫びからアドルフの戦いにあまり馴染みがない読者でも尋常ではない量の摂取だったことが伺えます。
テラフォーマーを一掃
エヴァを高速脱出機内に避難させると、アドルフは取り囲む大勢のテラフォーマーに対して、避雷針にもなる手裏剣で応酬、M.O.手術「デンキウナギ」の能力で次々と撃破していきます。リーダー格のテラフォーマーに対しても、人類の叡知でありテラフォーマーが持ち得ない「得体のしれないものに対しても、事前に”恐怖”し対処する」という能力で打ち勝ちます。
高みで構えるテラフォーマーのボスと側近に対してもアドルフは手裏剣で応酬します。その手裏剣自体は側近のテラフォーマーが手に持った旗でいとも簡単に防御されてしまいましたが、そこはアドルフも計算済み。高みに掲げられた旗、そして旗にはアドルフの能力を十二分に発揮するための避雷針となる手裏剣、旗のすぐそばに居るテラフォーマーのボスと側近。これだけ条件が揃えば十分。テラフォーマーはデンキウナギの能力で発生した(と思われる)落雷による側撃雷(そくげきらい)即死です。
側撃雷について調べていたら興味深い記事を見つけたので紹介しておきます(別ウィンドウで開きます)。『災害から生き残る方法を、科学的、実践的に考えるブログ。-【緊急特集・番外編】雷から生き残れ! 』
倒れ込むアドルフ
倒れ込むアドルフに駆け寄るエヴァ、涙を流すエヴァにそっと手を伸ばし「…濡れると危ない…って…言っただろう…」とそっと語りかけるアドルフでした。ドイツ・南米第5班はこの窮地を何とか切り抜けた様です。次号では誰がどの様な展開を繰り広げるのでしょうか。
次号を予想
第一班から順に登場しているところを見ると次はジョセフ率いるヨーロッパ・アフリカ第六班にフォーカスが当たりそうな気がします。彼らは脱出機でアネックス1号を離れてまもなく、投網を使うテラフォーマーにより脱出機毎捕らえられ、SOS信号を発している程なのでまた目が離せなくなりそうです。自ら窮地を脱出するのか全滅するのか、SOSを受けた他班が合流し何を逃れるのか想像がつきません。でも、一班もSOSを出しているし、二班は一班と合流しようとしているし、三班は我が道を行ってそうだし、四班は全滅、五班はアネックス1号本艦を目指しているところだったし、六班はすでに見放されている感が満載なのが気掛かりです・・・。