テラフォーマーズ 第39話 [DIE HARD 不落の蛄(むしけら)] の感想【テラフォーマーズ】
この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。
その能力、クロカタゾウムシ
とにかく堅い個体
小町小吉艦長率いる日米合同第一班の前に立ちはだかるのは2体のテラフォーマーでした。その内の一体は妙にいいガタイをしていますが、これはバグズ2号計画の遺産「黒骾象䖝(クロカタゾウムシ)」のバグズ手術を施された個体でした。クロカタゾウムシはゾウムシの中でも非常に堅く、昆虫標本にする際の針すら通らないほどだそうです。
それはジャイナの能力
テラフォーマーが持つバグズ手術の能力はバグズ2号の乗組員が持っていた能力であり、クロカタゾウムシの能力はカザフスタンのジャイナ・エイゼンシュタイン(当時19歳の女の子)が持っていた能力です。ジャイナは銃弾こそは防ぎましたが、テラフォーマーの腕力の前には無力にも敗れ去りました。
圧倒的防御力と腕力
今回のテラフォーマーはその時のジャイナとは比べ物にならない程のガタイです。やはり防御力もただものでなく、マルコスや慶次の攻撃をもろに受けるもこたえる様子はありません。腕力も相当なもので、緩んだ地盤をたたき壊すほどの破壊力を持っていました。
第一班分断
緩い地盤をたたき壊すことで穴を掘り、第一班の主力である小町艦長、マルコス、慶次の3人を落とし込み分断、バグズ手術の能力を持つ2体のテラフォーマー VS 第一班の主力3人の構図となりました。そしてこれはテラフォーマーが選んだ”策”でした。
先を読んだマルコスは、その場を慶次に託し崖の上へと駆け上がります。案の定、次の攻撃は残された仲間へと向けられており、間一髪マルコスが滑り込み投げつけられた飛礫をはねのけることに成功しました。そのまま背中からバットの様な武具をとり出し戦闘態勢に入るマルコス、「まとめて来いよ」と自信を覗かせます。
次号はどうなる!?
崖下は小町艦長 VS 蜘蛛糸蚕蛾の能力を持つテラフォーマー、 慶次 VS 黒骾象䖝の能力を持つテラフォーマー というカード。強敵相手にタイマンで勝ち目があるのか少々不安です。ただ、小町 小吉がここで敗れてしまうことは秋田 奈々緒の死がカギとなっている物語だけになく、とっておきの展開が用意されているのでしょう。慶次はなんとなく雲行き怪しいですが・・・。
マルコスはマーズ・ランキング9位だけに武具での応戦が可能だった様ですが、確か武具はマーズ・ランキング15位以内の者が、自分の能力を最大限に発揮するものという条件付きで携帯を許可されていたと思います。アシダカグモの能力を持つマルコスの能力を最大限に発揮するとはどういうことなのか!?
全く想像がつきません。。次号が待ち遠しいです。この流れで物語を展開して欲しいところですが、いったんジョセフに話しが移りそうな気もしています。