テラフォーマーズ 第47話 [SHOOTING STAR 軌道と無軌道] の感想【テラフォーマーズ】
この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。勝利もつかの間、さらなる脅威が目前に迫ります。
テラフォーマーの強奪品
バグズ1号、バグズ2号の遺産
ピラミッド内部でバグズ1号、バグズ2号以前の無人機を見つけたロシア・北欧第三班のシルヴェスター・アシモフ班長らは、今テラフォーマー(火星のゴキブリ)達が手にしている可能性があるものとして、『銃』、『乗り物』、『繊維』、『薬品』、そして『地球へ帰るための燃料装置』を挙げました。
地球へ帰るための燃料装置なんて、「まさか地球への侵略目的!?」等と思ってしまいましたが、それは違った様です。その時、マルコスらの元を爆発と広範囲に渡る炎の渦が襲いました。テラフォーマーにより燃料装置から生み出されたであろう弾頭が彼らめがけて飛んできたのです。
仲間の安否を確認するジャレットの声に応じるマルコス、一人しか絵はありませんが「オレらは無事だ!!」と言っていることから、一緒にいた加奈子も無事だと思われます。
その時を待っていた
薬が……切れる!!!!
そして時を同じくして、更なる試練がマルコスらを襲います。炎の渦に囲まれる中でついに薬の効果が切れ始め、M.O.手術による人為変態が解かれていってしまいます。
そしてその時を待っていたとばかりに10匹以上のテラフォーマーが炎の中や地中から現れ、ジャレット、マルコスらを襲います。これはもはや絶体絶命!!
穴底で勝利を挙げた、小町 小吉艦長と鬼塚 慶次はまだ地上へと到達できていません。。はやくっ!!
そんなバカな!!
裏切り・・・
火星のピラミッド中を探索中のアシモフらは目を疑った・・・。
壁面にかけられた布に描かれていたのは紛れもなくアネックス1号。しかも薬が格納されている倉庫の場所や、高速脱出機の台数と射出方向、高速脱出機の操作方法の様な絵、そして注射により能力を発現することが示された絵・・。
ここまで来るともう疑いようはなく、裏切ったのは「何国だ…!!!」という展開になってきました。
地球でも蛭間 七星が「だいいち『高速脱出機』…、あんな物が搭載んである事自体がおかしいんだ。」と・・・確かに。続けて「人間側に裏切り者がいるとすれば、そいつらが動くのは間違いなく艦長の監視を逃れられている今、プランδ中だろう。」と・・・。最後に「少なくとも初日のうちには合流しねぇと、死ぬぜ?」と括っています。
いったい何国が・・・
いったい何処の国が裏切ったのでしょう・・・。日米の一班と二班は違うでしょうし、第三班もピラミッドで目を丸くしていたので違うでしょう。五班のアドルフはあれだけ戦ってテラフォーマーとまともに戦って全滅したくらいなので、まさか実は最後の爆発は見せかけで、身を隠していましたとかいう展開もなさそうです。そうすると四班の中国か五班のヨーロッパか・・・。
ヨーロッパのジョセフは怪しいと言えば怪しいですが、四班の中国の様な気がします。この班、アドルフにより焼死体で発見されましたが、あくまでも焼死体が下げたネックレスのプレートに刻まれた文字からの推定であって、その焼死体が四班の劉であることは誰も確かめてはいないですし、実は死体はダミーで身を潜めていたという展開を予想。
一班のピンチに・・
窮地に立たされたマルコスは空に目を向けながら「加奈子…間に合わねぇか…」と思っています。きっと三条 加奈子は薬を取りにいってたのではんあいかと予想しましたが、どうやらそれは見込めなそうです。
「万事休す…か……」と諦めかけたマルコスでしたが、その時空から飛来するキラキラと光物体がありました。加奈子か!?と期待しましたが、次のマルコスの言葉…「お……、おととい…来やがれ…だぜ……」と懐かしいセリフ。もうアレックスの援護であることは確実です!
マルコスは続けて「メジャーリーガー」と言いました。そう、かつてグランメキシコでギャングにやられそうになっていたマルコスの元へ駆けつけ危機を救った仲間、アレックス・K・スチュワートの援護射撃。遥か遠方からマルコスめがけて襲うテラフォーマーをオウギワシの能力と、マーズ・ランキング12位の武器ボールを使って的確に捉えます。
「今、助けるぞ!」アレックスによる人類反撃のターン始まりです。…ボールを手渡すヤエコも可愛いですね。。