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テラフォーマーズ 第53話 [MASTER 男たち] の感想【テラフォーマーズ】


この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。火星での死闘が繰り広げられていますが、地球でも何かが大きくうごめき始めました。

アレックスの決意

アレックス合流

戦いを終えた第1班のもとへ第2班の高速脱出機も合流しました。無言で表情も変えず火星の大地に降り立たったアレックスに、ミッシェル・K・デイヴス副長や小町小吉艦長は責任を感じるも、真っ先に切り出したのはマルコス・E・ガルシアでした。

オレがついていながらシーラを…

アレックスを前に土下座するマルコス。アレックスの拳が顔面を捕らえます。

が・・・

アレックスが口にしたのは「………今殴ったのは、オメーが殴ってほしそうな顔してたからだ。えぇ!?マルコス、オレたちゃ何しに火星まで来てんだ!?」という言葉でした。

取るぞ遺志(かたき)

それでもシーラを守れなかったことを詫びるマルコスに、アレックスは「そうかよ!だったらお前がオレに謝る必要なんて無ーぜ!」と言い放ち、今火星に居るのは捨てられる側だった自分の人生を変える為の、真っ当に生きる為の戦いなんだと。ゴキブリだらけのこの星で突っ伏して鳴いてる暇なんか無いんだと。

張りつめた糸が切れ涙を流すマルコスに「取るぞ遺志(かたき)、任務も完璧にこなして……、ゴキブリも足引っ張ってる裏切りモンも全員ブッ殺してー、地球に還ったらあの頃のシーラに深緑色の火星は美しかったと伝えよう…」と。

火星での1日目、夜が明ける。

ようやく火星での1日が終わり日が昇り始めました。軽く状況がまとめられていたので紹介します。

西暦2620年4月13日。ようやく1日目が終了。
日米合同第一班・第二班が合流。両班合わせてテラフォーマー捕獲数207体、死者11名。
地球からの救助艦到着までおよそ38日半…

ところで本当に地球からの救助なんてくるのでしょうか!?M.O.手術を受け武術や武道に長けた者がつどい、叡知が結集したアネックス1号でこの状態なのに、この絶望的状況下で地球から火星へどの様な救助艦が来るというのでしょうか…

この中の1コマでジョセフがテラフォーマーと戦ってそうなコマがありました。上下がテラフォーマーの身体の様で、それを切り裂いている様な描写。あの大量のテラフォーマーに囲まれた状況で1人で戦っているのでしょうか!?かなりの実力・・。だとするとやっぱりマーズランキング1位はジョセフか!?でも何だろう・・。薬使ってなさそうな姿ですよね・・・

地球ではそうそうたるメンバーが!

一方で地球でも大きな動きをみせていました。

U-NASAのNY支社で惑星開発について会議が行われると聞きつけ張り込んでいる日本の記者(誰だろう??)の前に姿を現したのはなんとアメリカのグッドマン大統領。「”視察”ではなく”会議”に大統領が!?」と言っているさなか、もう一人の重要人物が現れました。

日本国、内閣総理大臣…

蛭間 一郎!?

記者達もビックリしていましたが、読者もビックリしました。かつてのバグズ2号計画で小町 小吉艦長と共に火星から帰還した生存者の蛭間 一郎です。U-NASA職員の蛭間 七星や蛭間 六嘉の兄です。まさかかれが日本の首相だったとは…

そんな彼らを迎えついに会議が始まりました。次週どんな展開になるのでしょうか!?

※追記
やはりU-NASAのNY支社に張り込んでいた記者達はアネックス1号の打ち上げの際に取材に来ていた民間人の2人ですね。「39日後の特集『世紀末緊急特番”火星で今何が行われているのか”3大陰謀論正面衝突!!元FBI超能力捜査官からの緊急メッセージを江ノ原先生が緊急受信8時間スペシャル』の編集に間に合わせなければ!」と息巻いていた人たちです。それなら蛭間 一郎が首相と知っても、彼がバグズ2号計画で火星でテラフォーマーと戦っていたことも、まさかバグズ手術でモザイクオーガンを持った人物だとも知っているはずないので、U-NASAへの会議参加が異様な光景に移るのももっともな話しでした。話の後半がすっきりしました。

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