テラフォーマーズ 第75話 [“ARMS” AND THE HUMAN 武器と人] の感想【テラフォーマーズ】
この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。裏切り者の中国・アジア第四班からアネックス1号の奪還に失敗した日米合同第一班と日米合同第二班、ロシア・北欧第三班の合同班。逃げる膝丸 燈を追う形で再び物語が動き出しました。
膝丸 燈を追う
戦況
ジョセフ率いる ヨーロッパ・アフリカ第六班と合流すべく逃げる格好の膝丸 燈、それを追うのは劉 翊武率いる中国・アジア第四班でした。さらにその後を追うシルヴェスター・アシモフ率いるロシア・北欧第三班 + 小町 小吉艦長と三条 加奈子の合同班です。
立ちふさがるテラフォーマー
物語開始早々、先頭を行く膝丸 燈らの乗る高速脱出機の前にテラフォーマーが立ちふさがりました。軽々と機体を持ち上げるその力はバグズ手術の能力「弾丸蟻」の腕力によるもの。それをいち早く見抜いたのは膝丸 燈でした。
「大蓑蛾」の能力を持つ膝丸は、その丈夫な糸でテラフォーマーの動きを封じます。弾丸蟻の腕力を十分に知っている膝丸 燈は「どうかそのまま、意外なほど何事も無く捕まっていてくれ…」と言いその場で防戦体制に入ります。
各班の出足も鈍い・・・
先頭を行く膝丸 燈らが足止めをくっているその頃、第四班も紅を助けるために防護服を脱いで能力を使ったために紅の細菌型M.O.手術の能力にやられたメンバーと、小町 小吉艦長の能力「大雀蜂」の毒にやられた班長の劉がアネックス1号艦内で解毒治療する必要があり出発が遅れていました。
劉 翊武が小町 小吉の毒針で打たれてからも何事も無く戦いが繰り広げられていたので、「劉に艦長の毒はなんで効かないの!?」と思ってましたが効いていたそうです。単にテトロドトキシンで痛みをごまかしていた様で、戦いを終えた艦内で劉は結構辛そうでした。何者かに横流ししてもらった情報で作ったコピーの解毒剤を打って難を逃れます。
ゴキブリの脅威
戦いを終えたメンバーは戦闘中と打って変わって冗談を言ったり和やかなムードでした。
ただ、劉 翊武は治療により出発が遅れることから、その間に膝丸 燈がテラフォーマーどもに殺されてしまい回収されていないかを案じていました。
弾丸蟻 vs 弾丸蟻
戦闘開始
さて、膝丸 燈の糸によって身動きを封じられたかに思われた弾丸蟻の能力を持つテラフォーマーですが、その腕力で糸を縛り付けた高速脱出機もろとも持ち上げてしまいます。そこに颯爽と登場し、いとも簡単に受け止めたのはアネックス計画の副長ミッシェル・K・デイヴスでした。
「還して貰うぞ、その特性。」と鋭いまなざしで言う彼女。その真意はアネックス計画の前身であるバグズ計画でテラフォーマーに殺された彼女の父、ドナテロ・K・デイヴスの能力であり、積年の復讐対象でもあったからです。
この戦いどう動く!?
ミッシェルの勝ち目はあるのか!?
両者とも「弾丸蟻」の能力を持つゴキブリ vs 人間、軍配はどちらに上がるのか!?同じ能力だった場合、ゴキブリの方が強いのではないかと心配しています。今回の第75話は、週刊ヤングジャンプ No.52 12/12号(2013年11月28日発売) に掲載されています。