コミック読書レポート #こみれぽ

「･･･お待たせ」メンバーの絶体絶命のピンチについに駆けつけたジョーことヨーロッパ・アフリカ第六班のジョセフ。その実力はテラフォーマーの大群をたった一人で蹴散らしたことからも明らか。ついに決着なるか！？

ジョセフ

颯爽と現れたジョセフは上半身裸･･･、その姿からM.O.手術による変態をしていない状態だと柳瀬川 八恵子は気付きます。何故か股間に手をやった彼が取り出したものは鳥類型 M.O.手術の為の薬･･･。瀕死のアレックス・Ｋ・スチュワートに飲ませ、完治するか五分の可能性に懸けようと八恵子に指示します。

「･･･この場はおれに任せて。」と一人、身の丈程の大剣を構え、迫り来るテラフォーマーの大群に構えるのでした。生身ながら次々とテラフォーマーを一掃していく彼･･･、その彼の事についてかつてミッシェル・Ｋ・デイヴスから聞いた話を思い出す八恵子でした。

高校３年の時に陸上十種競技で金メダルを取ったほどの実力者で、その後受験勉強でEU一位の大学に進学し、同時に通った空軍の幹部候補学校へ通って異例の成績を収めた実力派。ジョーの一族は「容姿」「能力」「病気への抵抗」だけで結婚相手が決められる、まさに人間の品種改良による結果なのだとか･･･。

それ故に、M.O.手術を戦闘用に施すその素体が最強であることからジョーがマーズ・ランキング１位なのはもはや当然。”人類の到達点” ジョセフ・Ｇ・ニュートン として紹介されていました。

追いついた！

小型航空機の操縦桿を八恵子に託し航空機の先端にたったジョセフは、鋭いまなざしでテラフォーマーの大群を華麗に迎え撃ちます。バッタバッタとなぎ倒し、前方を走る裏切り者の中国・アジア第四班の爆 致嵐が操縦する高速脱出機にあっという間に追いついたのでした。

目的は爆に捕らわれたミッシェル！･･･と膝丸 燈、高速脱出機上に降り立ったジョセフは再び「･･････お待たせ。」の言葉で締めました。これは爆との対決になるのでしょうか･･･。今までの二人のテラフォーマー戦を見る限りではジョセフの圧倒的強さに見えますが、果たして戦局はいかに！！

今回の第89話は、週刊ヤングジャンプ No.17 特大号 – 2014/4/10号（2014年3月27日発売）に掲載されています。