東京喰種 第38話 [解体] の感想【東京喰種】
東京喰種、毎週かかさず読んでます。ですが、真戸・亜門とトーカ・カネキの戦いと心の葛藤するところから読み始めたせいか、最近の新展開は微妙と思っています。
「喰種のレストラン」って紳士淑女が通う高貴な場所では?
ドレスコードまで存在して、お客さんは仮面までつけてと妖しいながらも高貴なレストランというイメージですが、カネキ達が誘い込まれた「解体ショー」なる野蛮なイベントに、タロちゃんとかいうドレスコードなど全く無視の解体屋。解体した破片が客席にとべば、「おおっ」とか「私にもくれっ」などと我先にと群がるお客さんの喰種達。
タロちゃんは喰種ではないのか
糸鋸を持っているあたりで喰種ではないのか?と思っていましたがやはり人間の様で、喰種のカネキには全く歯が立ちません。逆にカネキの蹴りが人間のタロちゃんに効かないというのは、トーカと鍛えてたにしては情けなすぎると思いました。
隠刃 (クインケ)!?
タロちゃんの鋸がカネキに通じないとわかった月山は、近くの係員に「・・・君、例のものを」と。それに「はい」と即答の係員はタロちゃんにアタッシュケースを渡す。それはなんと「隠刃」という危機的な状況ということでしょうが、はっきり言って微妙です。
まず、赫子を持っている喰種が隠刃に頼る必要なんて全く無くいこと。それに月山が何故隠刃の入手方法なんて知っているのかということと、「例のもの」ですぐに通じるということは、月山も人間のスクラッパーではカネキに太刀打ちできないことをわかっていて、「鋸がダメだったら隠刃を渡そう」と計画していたことになりますが、そこまで読んでいてカネキが最初っから赫子を出していたら計画が水の泡になることまで読めていないというのは不自然です。
苦戦するのか!?
問題はいくら隠刃が登場したからといって、カネキがタロちゃん相手に苦戦するのか?というところ。タロちゃんはどう見ても戦いのエリートではなく、隠刃を使うのも今回が初めての様子。一方のカネキは、喰種戦のエリートである喰種捜査官の亜門をタイマンで余裕で破り、血の気が多い喰種の錦にも勝利した程の実力者。いくらなんでも亜門戦よりも苦戦するわけにはいかないでしょう。