東京喰種 第47話 [偽名] の感想【東京喰種】
新展開!再びCCGが活動を開始
前回までは、カネキ、月山、トーカたち喰種の身内のケンカで微妙でしたが、それも一段落ついて人間側、喰種捜査官の組織 [CCG] が再び活動を再開しました。今回からは展開ムリがないことを願います。
捜査風景。そこには亜門の姿が。
亜門さん(喰種捜査官)はモニターとにらめっこしてラビット(喰種、トーカのこと)を追っていることをにおわすシーンからスタートしました。その根拠は「真戸さん(喰種捜査官。かつて亜門とコンビを組んでいたがラビットにより殺されてしまった)の勘は外れたことがないんです。」というもの。よほど尊敬していたのでしょう。気持ちは分かります。
そんな CCG(20区支部)で、通称”大喰い”(リゼのこと)、”美食家”(月山のこと)、”ラビット”(トーカのこと)といった物騒なヤマが多いことが取りざたされていました。
話しが喰種に戻った。
ここで一転して、舞台はイトリの酒場。カネキから喰種のレストランで起こった出来事を聞いている様子のイトリ。命からがらレストランから逃げ延びたことを聞いているにもかかわらず「結局レストランの入館条件わかってないじゃん。」と言う始末。自分としては、喰種のレストランは金持ちの喰種が殺人を楽しむ場所としか映らなかったのですが、イトリは未だハイソなレストランというイメージを持っているのでしょうか。
それにしても、この件でイトリは四方さんから「研(カネキの名)はお前の玩具じゃない・・・」と怒られたそうですが、月山が接触してきているカネキに探りを入れてもらっただけでそんな言われようなんですかね。。
神城利世(カミシロ リゼ)の謎
リゼについてイトリが「苗字や名前さえ嘘っぱち。戸籍なしの喰種はコロコロ苗字を変えるけど、親にもらった名前は漢字とかはかえても読み方だけはそのまま持ち続ける奴が多いから、それさえも全部つくりものって喰種は意外と珍しいのよ。」だそう・・・。続けて「リゼはある時期に突然現れて、そして理由があって名前を捨てた。手始めに20区に来る前のリゼについて調べて見れば?」と提案。「隠された事実・・・」とくくっていますが、イトリが全部しっているじゃない!?と思ってしまいます。この言い方だと名前を変える喰種は珍しいってだけで驚く程のことでもない様な言い方にも関わらずリゼの事を「嘘っぱち」と言い放つあたり「女の戦い」があったんじゃないか?と疑ってしまいます。まあ、最後のは冗談ですが少なくともカネキの様な隻眼の喰種よりは珍しくないと思います。それにそうとう昔までリゼの過去を知らないと名前を変えたこともわからないですからね。。
またへんなのが出てきた・・・
シーンが変わってカネキが一人歩いてると正面からやってきた謎の人(喰種じゃないですよね??)とぶつかるシーン。そいつはスリで免許証や学生証が入った財布を盗まれてしまいます。中に入っていた3000円も当然盗まれ・・。そのスリに喰種と思われる3人組が襲いかかったもののあっさりと返り討ち。やっぱり喰種なのでしょうか??赫眼が表れている様子もないので、やはり人間なのでしょうか。だとしたら喰種をいとも簡単にやつけてしまう人の登場ということで設定がややこしくなっていきそうです。
だから詰め込み過ぎだって・・・
前から言っていますが東京喰種は設定を詰め込みすぎで裁ききれてない感じがします。瀕死の重傷を追いつつも皆と月山に勝った西尾が喫茶店「あんていく」で働き始めました。ここでまた店長の芳村がこんな発言をしています。「ウチで集めた食事なら”喰種”として比較的罪を犯さず生きることも叶う」と。叶うと言われてもニシキ(西尾)は別に殺人を犯したくないと願っているわけではないでしょう・・・。かつて永近(人間。カネキの親友)を喰おうとしていたくらいだし。それに店長の言葉「喰種として」ではなくて「人間としては」でしょう・・・。それとも「人間が食事をすることが罪」と言うことが言いたいのでしょうか!?
お互いの存在を尊重!?
またカネキも「喰種が人間をただの捕食対象とするのも、逆に人間が喰種を残虐非道な化け物ばかりと決めつけるのも間違っている。お互いの存在を尊重してちょうど良い距離を保つことが必要」なんだと。『お互いへーわを。へーわを。』と言ってる感じですよね。人間しか喰えない喰種が人間を捕食対象と見る意外にどう見ろと言うのでしょうか。また、「喰種は人しか喰えないけど怖い奴ばかりじゃないから仲良くしてやって」とでも言うのでしょうか・・。お互いの存在を尊重って、喰種(捕食する側)と人間(捕食される側)とが牽制しあうくらいしか思いつきません。
まあ、こういうひねくれた意見を言う奴を厚生するのがカネキの使命ということでしょう。でも、カネキは身内の喰種にばかり持論を展開して 他の喰種や人間達からは逃げ回っている感じなので、最低限反対の意見を持ってる人々(喰種も含む)に訴えかけてもらわないと。