東京喰種 第49話 [籠鳥] の感想【東京喰種】
こんなでいいのか!?
異色の捜査官「鈴屋」と、彼より目上の「亜門」のやりとり。鈴屋は場違いだし喰種捜査官のイメージぶち壊しだし、亜門もなんか今までと雰囲気違います。縦割り社会すぎると思えば目上の政道に対して殴りかかる鈴屋と、もはや・・・。
CCG会議室
捜査進捗も微妙・・
CCGの会議内容も微妙です。”大喰い”(神代リゼのこと)の議題になり、「この二ヶ月足取りがつかめず、関連した事件もパッタリ。”お引っ越し”の可能性も踏まえて別支部の資料回してもらいます。」って・・二ヶ月も成果なしでようやく20区の外から資料をもらうという考えに及ぶのは遅すぎないか!?だいいちこのメンバーは亜門を除いて20区に来たばかりなのに何故20区のでの動きしか把握できてないのか・・。亜門もリゼではなく笛口を追ってきたらしいし、なぜこれまでの経緯に詳しい20区支部の捜査官を加えず、先日来たばかりの本局の捜査官のみで会議をするのか。お役所仕事なんですかね。
鈴屋 什造
やはり先日(先週掲載)の描写は、文句を言ってきた警察官(巡査)に暴行を加え耳を聞こえなくした(あるいは死亡させた)様です。それについて亜門が「あれだけの騒動を起こしておきながら、賠償金の支払いと謝罪で問題が解決された事も理解しがたい・・・。何かバックについているのか・・・?」とコメントしています。論外。CCGが威力的な組織と癒着していると言っている様なもんです。しかも「正義」の象徴だと思っていた亜門の言葉とは・・・。
視野せまくないか!?
会議で捜査の話しをしている最中、とつぜん鈴屋が篠原に「早く僕にもちゃんとしたクインケくださいよ」と細身で小型のクインケを会議室で振り回す始末。警察官の拳銃と同じで武器使用のルールが定められてるんじゃないでしょうか。会議室で歯をむき出しで振り回すなんて絶対NGでしょう。それもそうですが篠原の回答が「”尾赫”製のクインケだから”大喰い”の”鱗赫”と相性が良い」とのこと。上層部は、”大喰い”の担当についたら”大喰い”以外の喰種と遭遇しないとでも考えているのでしょうか。あんなクインケでは”羽赫”のトーカに襲われたら太刀打ちできないだろうに・・・。
「喰種が群れで捜査官を襲っているのではないか?」というご時世なのに無防備過ぎます。無防備といえば、会議に臨んでいる捜査官は皆さん本局の捜査官なので、クインケで喰種に応戦する方々だと思いますが、誰一人としてクインケの入ったアタッシュケースを持っていないのも気になります。それで亜門は痛い目にあっているし、亜門の上司である真戸(まど)もクインケを常に持っておけと指摘するくらいなので、本局捜査官として最低限の心構えなのではないか。
トーカは知らなくない?
場面は喰種が経営し、喰種が集う喫茶店「あんていく」。そこでカネキがうわの空のトーカを見て「”可能性”を見てしまった。西尾さん(ニシキ)と貴美さん。トーカちゃんも一瞬でも思い浮かべた筈なんだ。あんな風に自分も受け入れられたら・・・。」と思うシーンですが、少しへんですね。少なくとも描かれていた範囲ではトーカは、貴美さんがさらわれた後に、ニシキとカネキがあんていく前で何やら話しているのに気付き後を追ったら月山とカネキ&ニシキの戦いに遭遇し、そこで目隠しされて横たわっている女性(貴美さん)をニシキがかばうというシーンしか見ていないはず。そしてニシキやカネキの正体(喰種であること)が貴美さんにバレていることを知り、貴美さんを殺そうとしたところ、目隠しが外れた貴美さんに「(赫子が)きれい」と言われ殺すのをためらったという話しでした。「貴美さんがニシキを受け入れている」なんてトーカに伝わっていないと思うのですが・・・。
万丈 数壱
また新たな登場人物が増えてしまいました。11区の喰種だそうで・・・。「20区のあんていくというコーヒーやに、リゼさんは向かった筈だ」とリゼを追ってきた様な感じです。”リゼさん”と言っているということはイトリの言う「”神代リゼ”という名前は嘘っぱち。名前を捨てた喰種。」っていうのは20区にくるはるか昔の話しだったんですかね。20区に来る前のリゼのことなんか追わなくてもイトリが全部しっているんじゃなかろうか。