東京喰種 第56話 [蠢動] の感想【東京喰種】
純粋に東京喰種を楽しんでる方はご注意ください。個人的にはこの作品は突っ込みどころ満載でどうしたものかと思ってます。
蠢動(しゅんどう)
この作品、初めて聞く単語がたくさんでてきます。かつてヒナミが難しい単語をノートに書き留めていたように、今回の題名「蠢動」について調べたのでここに書いておきます。
蠢動とは「虫などがうごめくこと」「物がもぞもぞ動くこと」を指すそうです。もう一つの意味として「力のないものなどが騒ぎ動くこと」というのがありました。万丈やカネキが動こうとしているので後者の意味の方がしっくりくる気もしますが、作者が表現したかったのはきっと前者でしょう。
11区特別対策班
20区は2人?
先週号で、20区を訪れた11区CCGの丸手特等が11区特別対策班への強力命令を出しました。それを受けて滝澤二等捜査官は「何で俺らだけ!?」と不満を漏らしています。ということは20区は2人体制になるのでしょうか!?20区が危険区に指定され捜査官が集まってきたと思えば、すぐさま別の区の特別操作班へ招集されるなんて、20区が安全なんだか危険なんだかさっぱりわかりません。
確かに喰種の視線で見れば11区から20区へ攻撃が仕掛けられたりと警戒すべきは11区といったところですが、捜査官視線で見たとこで表面化している訳ではないので、「20区が危険だから本局捜査官を数名送り込んだ状況」から変わりないと思うのですが…。
三等の鈴屋什造も11区特別対策班
三等の鈴屋が特別対策班であることに対して篠原が「丸手が什造の事も『使える』って判断したんだろ」と言っていますが、先週号では丸手が鈴屋を見て「例の和修総議長が直々に入局推薦した」という事を知っていた様ですが、鈴屋に会ったのは初めての様で「議長も何だってこんな奴…」と言い出している程です。『使える』という判断ができるレベルではないと思います。まあ、鈴屋は篠原の部下でありパートナーであるため、むしろ『使いたい』のは篠原で、それに鈴屋がついてきてると考えるのが自然でしょう。
次は壊すなよって…
亜門のクインケは過去の喰種戦(カネキとの戦い)で壊れてしまっていましたが、今回真戸の遺言により真戸のクインケが使えるそうです。「次は壊すなよ?」と言われ「はい!」と答える亜門ですが、クインケは壊れたって咎めるべきものじゃないでしょう…。喰種という凶悪な敵を倒す道具であり、喰種から命を守るための道具なんだから。
第一、喰種と戦える唯一の武器であるクインケ、真戸も言っていましたが「忘れては仕事にならない」クインケを新人の頃に与えられて以来、後は自分の力で新しいクインケを獲得するなり、自己責任で管理しなければいけないとは。亜門がカネキと一戦を交えて以降、まさかクインケを持っていない状態で仕事をしていたとは…
13区の喰種ジェイソン?
11区特別対策班というのだから11区のてこ入れをするのかと思っていました。何で敵のリストを見ていて13区の喰種が話題に登るのか…。過去に何か話し出てましたっけ。忘れてしまいました。
一方、アオギリでは
食事の準備!?
調理場の様なところで最低でも7人の喰種が解体作業にあたっていました。「ちゃっちゃと捌け!1班の食事に間に合わねぇだろ」と監視役の喰種にせかされていますが、この状況がそもそもおかしくないですか!?リゼが見たら「人間みたいで滑稽ね。」と言いそうな気がします。喰種にとっては人間しか食料になり得なく、骨が残っていようとこれまで普通に喰らってきたでしょう。それに1回食事すればしばらくの間は食事する必要もないということ、空腹が訪れると耐えきれない程の空腹感に襲われる様な話しだったので、みんな揃って食事なんて発想には至らないんじゃないかと。1班が何人なのかは知りませんが最低7人で捌いているところをみると大勢いそうですし、みんなで食卓を囲んで「いただきます!」とでも言うつもりなのでしょうか。
脱出メンバーって同じ部屋なの!?
「また骨ッキレだ」と自分らの食事に愚痴をこぼす万丈。「目を付けられたら計画が失敗するかもしれないから今はガマンだ。」と話す万丈。まさか食事は自由行動で好きな仲間達と会って食べれるわけがないので、食卓を加工メンバー中には少なくとも計画に参加しない者は入っていない筈です。元11区のメンバーを固めるということは組織的にやらないでしょうし、アヤト班だとしたらアヤト班は全員反旗を翻しているということになるし、第一なぜそこにカネキがいる?やはりアヤト班なのでしょうか。まあ、少なくとも四六時中いっしょにいるなら、わざわざこそこそと場所を変えて集会する意味もないし、気付かれるリスクが増えるだけです。