東京喰種 第62話 [金木] の感想【東京喰種】
極悪非道な喰種「ヤモリ」の拷問を受けてすっかり白髪となってしまったカネキですが、その極限状態の中で現実か幻かカネキが喰種化する発端となった移植臓器の持ち主「リゼ」がカネキの前に姿を現し語りかけます。カネキとリゼとの語らいはカネキの隠れた過去を洗い出します。
明かされるカネキの過去・・・
4歳で父親を亡くしたカネキ
父親の顔はほとんど覚えていないそう。骨を拾った記憶とそれに漠然とした恐怖を感じていたことだけが記憶に残っているとのこと。父親が読書家であったことが影響してカネキも本が好きになったそうです。
10歳で母親を亡くしたカネキ
仕事も家事もこなし誰にでも優しい自慢の母親、その母親も伯母の家庭の借金を肩代わりする様に仕送りを繰り返した結果、過労で亡くなってしまったそうです。
伯母の家に引き取られたカネキ
孤児になったカネキは浅岡伯母さんの家に引き取られたそう。 そこはけっこう広そうな一軒家で広そうなキッチン、カネキのために与えられたと思われる学習机、大きそうな薄型テレビとゲームに熱中する伯母さんの一人息子の姿、ソファや観葉植物のあるリビング、徐々に確執が生まれて豪華な食事が次第に少なくなって最終的には1000円札になるという生活。
もともと生活苦で、さらに借金を背負って職を失った父親がいる家庭とは思えない生活感ですが、それはこの際いいとしてカネキはこれまで苦労した人生を歩んでいる様です。
ヤモリ再び
リゼは最後にカネキの親友である「ヒデ」(人間)について、カネキ自身のせいで「その親友も失うかもね」と暗示したところで姿を消します。
数日の拷問で肉体も精神もタフだとと分かったからと次の拷問を告げるヤモリ、それはなんとカネキが万丈(喰種)と共にアオギリ脱出を企てたメンバーにいた母と子でした。そしてヤモリはどっちを殺すか選べとカネキに迫ります。
今後の展開は!?
もはや当初の「人間と喰種の中間であるカネキが人間と喰種との間の橋渡しをする」という使命的な展開は望めなそうですが、今回の内容が今後どのように展開するためのフリなのか全く想像がつきません。。もはやカネキが覚醒してヤモリを倒すというのは考えにくそうですし、あんていくの面々が駆けつけて救出するのでは今回のフリがあまり効いている様には思えませんし。さすがにカネキが母か子のどちらかを選ぶということはなさそうですね。