東京喰種 第78話 [陽動] の感想【東京喰種】
陽動とは?
東京喰種では一巻から通じて漢字二時の熟語がタイトルになっています。今回の「陽動(ようどう)」とは何かを辞書で調べたところ、「本来の目的・意図を隠し、他へ注意をそらすために、 わざと目立つように別の行動をとること。」だそう。
隻眼の喰種「梟」との対決
おぞましきクインケ”アラタ”が刺す
脅威的な力を持つ隻眼の喰種、「梟」を前に、プロトタイプだが赫者の赫子から作られたクインケ”アラタ”をまとい決死の戦いを挑む篠原と黒磐のCCG特等捜査官でした。
赫者2人分の攻撃で梟に引けをとらない攻防を見せますが、篠原の方に異変がおこりました。
セーフティが効いていない
クインケ”アラタ”のセーフティが機能せず、篠原はクインケに喰われ始めます。それを見た梟は、彼らに「誰かを殺していい理由など存在しない。命を奪う行為は等しく悪だ。」と言い残しその場を後にします。
梟は梟でないのか!?
梟に逃がしてもらった形になった篠原、黒磐は “アラタ”を篠原から引きはがすと同時に梟について言葉を交わします。かつて梟は数多くの犠牲者を出した SSS級 の喰種だったこと、10年前の梟戦ではけが人のみで死者はいなかったこと、今回も梟戦に限っては死者も出ずけが人のみ、それに黒磐がかつて戦った梟はもう一回り大柄だった気がする…と。
梟が過去の人物とは別人だと暗示するこのやりとり、今回の発言と言い、アオギリでは梟なんて出てこなかったことを考えると、やっぱりあんていくの芳村店長だというのが濃厚なんですが果たしてどうなのか・・・
勝利に浸る丸手特等
アジトの98%殲滅を成し遂げた、指揮官である丸手特等捜査官は勝利の余韻に浸ります。そこへ本局の有馬特等捜査官より連絡が入り、23区の「喰種収容所」が11区の”喰種”集団の本体に襲われているから援軍が欲しいという要請を受けました。
そこにはアオギリのタタラとエトの姿が・・・
今回はどの場面が「陽動」なのかと思い読んでいましたが、タタラのセリフの中にそのまんま出てました。「こんな単純な陽動に嵌まるなんて間抜けすぎ」だと。どうやらアジトの方はおとりで喰種収容所の襲撃の方が真の目的だった様です。
って・・・
別にアジトはタタラの意思ではなく、丸手特等が発見して駆逐しようと襲撃しただけではなかったっけ?仮に喰種収容所を襲撃したいから喰種捜査官をアジトに集めたのだとすると、ヤモリもニコも瓶兄弟もノロもアヤトも彼ら幹部がアジトにいるのはおかしい。おとりで下っ端が外に数十匹いて捜査官がそれらを制圧して突入、入ってみたらもぬけの空で「しまった!!」となるか、アオギリは全ていなくて陽動作戦に嵌まったCCGとあんていくが戦うという構図ならタタラって策士だなーと関心したところなんですけどね。。
喰種収容所ってことは生け捕りにされた喰種が投獄されていた場所で、SS層までの捕らわれの喰種を奪還したとか言うのでしょうか。喰種を生け捕るなんてCCGがするのか?ヒナミだって総力をあげて駆逐しようとしているはずなのに・・・