東京喰種 第80話 [昇任] の感想【東京喰種】
先週まででバトルロワイヤルは一段落。11区アオギリのアジトがCCGにより制圧されるという形で幕を閉じました。今回から新展開、CCG(喰種対策局)での表彰式から物語がスタートします。
いったいどれくらいの月日が!?
今回11区での活躍が評価され、亜門 鋼太郎 一等捜査官は上等捜査官に、鈴屋 什造 三等捜査官は二等捜査官へと昇進しました。筆記や面接もあるみたいですが、11区アオギリ戦からそんなに月日が過ぎたとも思えないので、アオギリ戦で成果を挙げて昇進試験へと推薦された感じでしょうか!?
でも、昇任式の中で亜門と什造に声をかけた篠原特等捜査官は、11区アオギリ戦で重症を負いった人物ですが、「ギプスはすべて取れたんですね?」という亜門の問いかけに「なんとかね。最初のひと月はひとりでおしっこもできなかったけど」と答えています。
成果から昇進まで1ヶ月だと早すぎるとも思いますが、半年とかたっていたとすると今度はアオギリのタタラ達の動きや、時間がないと言い去ったカネキ達の動き、あんていくのその後を考えると新展開にしても期間が空きすぎだと思いました。
昇進報告を兼ねて亜門が真戸の墓参りをしていましたが、こんな経過報告もしていました。「”大喰い”は雲隠れ、”美食家”は生存の線が濃厚、”ラビット”は”眼帯”と関わりがあると踏んで調査中」だと。真戸が生きていた頃からまったく操作が進んでないじゃないか・・・
23区の喰種収容所!?
11区アオギリのアジトに気を取られている隙に襲われたという23区の喰種収容所、アオギリの別隊による襲撃は地下独房第三層まで達し、SSレートの危険な喰種が再び東京の街に放たれる事となったのだそう・・・。
なんなんでしょうねこの施設。今まで喰種を生け捕れなんて動きは一切ありませんでしたし、何か聞いて聞き出せる相手じゃなかったハズですが!?アオギリの登場で群れて組織的に動く喰種達が出てきましたが、これは後の話ですしね。こんな収容施設がありながら、11区アジトの喰種は殲滅する作戦で、実際アジトに残された204体を殲滅することが勝利とも言っちゃってます。
喰種を生け捕る作戦が視野にあるなら、かなり昔の話にもどりますが、ヒナミを取り逃がしている以上は笛口 リョーコは捕獲でしょう・・。戦い慣れしていないからと余裕かまして首はねてましたが失策過ぎます。
だいいち、収容所って何らかの目的で捕らえて生かす施設では!? CCGは喰種にいったい何を食べさせているんでしょうね。。死ぬまで絶食させているのでしょうか・・・・・ 、そうすると逃がされたSSレートの危険な喰種は最近捕らえられた事になりますし、あんな巨大そうな施設は必要ないと思います。
妙な胸騒ぎ!?
鈴屋什造の異例のスピード昇進に「妙な胸騒ぎを覚える…」という亜門ですがどういう意味でしょうか。自分への焦りだとすればなんとなくわかりますが、そんな表情でもなさそうですし、嫌な予感と言うのであれば、鈴屋 什造は実績も挙げたし、上司の篠原特等捜査官だって実力を認めたからこそ昇任推薦をし、有馬特等捜査官だって什造に「鈴屋も噂を聞くよ。次は一等だね、がんばって。応援している。」と肯定的です。有馬特等が聞く”噂”だって、話しの流れから悪い噂ではないですよね・・・。これでは亜門が一人で什造の昇進に違和感を持っているだけとしか思えません。
真戸 暁
真戸の墓を訪れた亜門は、そこで一人の女性に声をかけられます。「おい、私の父になにか用か?亜門 鋼太郎」と・・・。状況が飲み込めない亜門に、彼女は続けて「…そうか、君はまだ聞いていないのだな?来週から君の部下になる 真戸 暁 二等捜査官だ。”アキラ”でいい」と言っていました。
また変化球みたいな人物を登場させてきましたね。あの様子だと真戸に娘が居ることすらも知らなかった様でした。しかも面識がないとなると気になるのは真戸 暁の亜門 鋼太郎に対する態度です。初対面でいきなり「おい」と話しかけた態度、上から目線で「部下になる」と言い切る態度、二等捜査官と格下で、年齢も低そうなのに何故か高く出てくる態度、上司に「”アキラ”でいい」と下の名前で読んでと要求する態度、どれをとっても異常です。。
しかも二等捜査官ということは、鈴屋が異例の早さと言っても三等捜査官に就任してから1年は経っているので、真戸 暁はCCGに入って数年は経っている様ですし、これまで真戸 呉緒があれだけ名を残していながら、真戸 暁という名前が一度も話題に上らなかったのも不自然です。
何故 亜門 鋼太郎は来週から真戸 暁が部下になることを知らず、何故 真戸 暁は来週から亜門 鋼太郎が上司になることを知っているのでしょうか・・・普通逆ですよね。
個人的には突っ込みどころ満載ですが、次回の亜門と真戸のやりとりに注目することにしましょう。