東京喰種 第86話 [来客] の感想【東京喰種】
拠点を6区に移し、神代 利世の手がかりを追うカネキら20区の喰種トリオですが、有力な手がかりの様でまだ確信を得る事ができない状況です。感想はまた毒ついてますが毎週欠かさず読んでいるということだけは、先に言っておきたいです。
20区の金木 研
疑いを向けるギル
カネキの態度が態度だけに当然だとは思いますが、6区の酒場で仲間として会議まで何度も開いている6区側の喰種”ギル”が、20区のカネキに対して「気に喰わねぇんだよ。眼帯ヤロー。何を嗅ぎ回ってる?レストランの件もテメエが絡んでるんじゃねぇのか…?」とけしかけます。
カネキの明らかにとぼけた態度に憤り攻撃を仕掛けるギル…。万丈や月山の態度も発言もそう、これはカネキらに仲間意識なんてみじんもありません。先週号でカネキが言っていた「利害関係が一致している」と言うのが本当ならば、こんな展開にはならないと思いますが…。完全に利用されている側が我慢ならずに反旗を翻す構図ですよね!?
ギルさんもリゼさんを知っている…
とか言う感想はもはやどうでも…。カネキの華麗な戦いを描きたいだけに思えてしまいます。
そんな器用な設定!?
どこかの家に帰ったカネキはヘアカタログを見ながらヒナミの髪の毛をカット。「本のまんま!すごい!」と言うヒナミですが、カネキって読書好きでおとなしい男の子というだけかと思ってましたが、美容師級の技術を持つ設定でしたっけか・・・。器用なだけじゃ美容師は勤まりませんよと美容師の事は分かっていませんが、ロンジコーンを読んでいてそう思います。
14区のイトリ
喰種収容所の脱走者リスト
カネキはイトリに喰種収容所「コクリア」の脱走者リストを突きつけ、カネキにリゼの臓器を移植した医師「嘉納」の居場所かマダムAの居場所を聞き出そうとします。話しの途中でイトリが「テメーだろレストラン〜!!ネタの宝庫になにしちゃってくれてんのよ!!」とつかみかかるシーンがありましたが、そもそも情報通だと言われたイトリがつかみきれない謎の「喰種レストラン」があるとかでカネキがリゼの情報と引き換えに探りに入るも命からがら逃げ出した(月山に逃がされた)という話しで、そもそも「イトリにとってのネタの宝庫だったの!?」という感じがします。
さておき、最終的にカネキが喰種収容所の脱走者リストと天秤にかけた情報は「嘉納について知っていること」と言う、カネキ本人も言うほどの”些細なこと”でした。情報の価値を理解しきれていませんね。。
嘉納の前職がCCGの解剖医だそうで、退職後に嘉納総合病院を継いだ様です。ただ、その仕事内容までは知らない様で憶測が飛び交っていました。「リゼさんの『赫包』を僕に移植することが出来たに違いない…」と言うカネキですが、確かに…。今までしっかり考えていませんでしたが、カネキがリゼの赫子を出せると言う事は、赫包を持っているということになり、腎臓を移植されただけでは済まなそうですね。。
それはそうと、未だに喰種収容所「コクリア」とやらが、喰種食事や監視体制、捕獲のしかた、どの様に運営されているのかが全く見えないというか全てに矛盾している様で馴染めません。。
来客『ニコ』
喰種収容所の脱走者リストを見て「へぇ〜面白いメンツねぇ」と言うイトリ。6区の鯱とピエロを名指しで挙げていました。また新しい謎を加えてきましたね。。
「ピエロ…?」と頭に思うカネキ、それと同時に扉が開きなんとアオギリのニコが登場しました。何やら親しげなイトリの姿にこれまた怪しさや無理さを感じます。。喰種レストランにいたピエロマスクとニコが話してもいましたし、イトリが言う「ピエロ」も関係がありそうです。
今回の表題『来客』がようやくここで明らかになりました。6区を歩くカネキを待ち伏せしていたギルや、ヒナミの髪の毛を切りに言ったカネキ、イトリの元を訪れたカネキ、まさかこれらも全て『来客』と括っているのでしょうか!?
そういえば、カネキってアオギリ戦でCCGの亜門 上等捜査官に白髪で眼帯マスクを見られた割には、身をかくすわけでもなく(むしろ堂々と)歩き回ってますね。6区も既に目を付けられているのに、大丈夫なのでしょうか?