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東京喰種 第94話 [胸中] の感想【東京喰種】


篠原の予想から嘉納の足取りを探るCCG、田口看護師を拉致して嘉納の居場所を絞ったアオギリの樹、田口を奪われマダムAに矛先を向け尋問をしかけたカネキ達、皆目標は嘉納医師。再び状況が動き出しました。

嘉納明博医師の足取りを追うCCG

不動産を所持?

「嘉納が所持する不動産はこれで以上か」と並べられた見える限り13枚のチラシ・・・って。賃貸!?所持してるって事は貸しているっていうこと!?

それならただ単に賃貸運営で稼いでるだけなのでは・・・とも思いましたが、とりあえずは複数住める場所があるということで「怪しい」としておきましょう。

嘉納の経歴

嘉納の、医学部卒業後にドイツのGFG研究員として3年間下積み、CCGへ入局後4年で退局し、父が経営する嘉納総合病院で働き始め、現在行方を暗ませているという経歴が明らかにされました。

未だにこのGFGが謎なんですが、GFGはドイツの喰種研究機関の略称です。日本の、しかも東京限定で生息している喰種に対する研究機関が何故ドイツにあるのかと・・・。

話しはここではなくて、ヒデこと永近 英良とアキラこと真戸 暁は「ドイツに渡ってまで”喰種”の研究をしてきた人が、何故突然に普通の医者に戻ったのか!?」で盛り上がっていました。アキラは「…なにか『見たくないもの』でも見たんじゃないのか?」という見解で、ヒデもそんなに外していない様で「才能あふれる研究員の情熱を削いじゃうようなものって一体なんだろう?」と答えていました。

ここでアキラのランドセルネタを書きたかったのか、アキラが「想像もつかんよ。なにせ嘉納が退局した頃、私はまだランドセルを背負っている。」と切り出します。別に嘉納が何を思って退局を決めたかを考えるのに小学生に戻る必要はないし、むしろ自分が嘉納と同じ年齢で同じ経歴の持ち主だったらで考えるべきなのに。。

少なくとも、嘉納はリゼの赫包で喰種を造っているくらいなので、「見たくないものを見た」という線は薄そうですね。「CCGが実は偽善者で悪事に手を染めていました。」とかなら分かります。

別名義の不動産

そこへ亜門 鋼太郎が別の不動産情報を持って現れました。亜門が「嘉納が他人名義で購入させたようだ」という不動産は、構造が特殊で地下室まであることから「他の所有物件とは明らかに異質で、嘉納教授が身を潜めている可能性が高い。」と結論付けられていました。

亜門さんの結論…無理ありすぎでしょう……

秘密の施設だったら間取り図があるの自体おかしいし、明らかに異質だって程おかしくないですよね?中央がホールで左右に3LDKくらいの部屋が2部屋づつあって、地下室がある住居・・・。あ、確かに出入り口がたくさんあるのがおかしいかも。そうでなければ四世帯住宅だし。

とにかく、他の住居と違うという理由だけで嘉納がいると決めつけるのでなく、まずは実際の名義人への接触と物件がいつ頃に何のために建てられたか調べて明らかにならない部分がないかから絞り込むべきだと思います。

嘉納は関与しているのか?金木は?

亜門は、嘉納が関与しているのか分かるし、金木 研についてわかることもあるかもしれないとコメントしていました。嘉納と接触することで篠原さんの読みが当たっているかを裏付けようと考える亜門ですが、読者目線ではそれがピタリと合致していることが分かっています。

亜門は最後に「仮に金木が完全に”喰種”と化していた場合、”喰種”と同じように裁かれるべきだ。悪の芽は摘まれなければー」と心の中でつぶやいていました。完全に人間都合ですね。「害虫は駆逐する」と言っている様なものです。

いや、正しいと思いますよ。喰種化した金木は人間しか喰べられないので、人間から見たら脅威でしかないですし。コクリアに入れたって食事の問題は残りますから…。

やはりCCGは悪なのか!?巨大な喰種収容施設を持っていて食事問題が浮上していないことから考えると、CCGが定期的に喰種の食事を調達しているとしか思えません。。

白ウサギは!?

また亜門が心の中でつぶやきます。神父という喰種の「”白ウサギ”より”アリス”を追うんだな」という言葉を思い出し、「『不思議の国』が『喰種の世界』だとすれば…、『アリス』は金木 研か嘉納…?ー」と・・・。

亜門が何を追っているのかよく判らなくなってきました。

鯱の手がかりを追うカネキ達

動揺するギル

鯱に出会ったことと、馬鹿みたいに暴れ回らないと聞いていたがカネキが襲われたことをギルに伝える万丈に、ギルは「ありえねぇ…、鯱さん…、何で6区に帰って来ねぇんだ…?」と動揺し答えます。

そこには月山はいるものの、カネキの姿はありませんでした。カネキは鯱に手も足も出なかった自分を悔やみ、本の山をひろげ修業に励んでいました。そして帰ってきた月山と本気の稽古を始めるのでした。

カネキらは、マダムAへの尋問から嘉納が郊外にある嘉納専用の”研究施設”に居る可能性を掴んでいました。その研究施設がCCGが掴んだ地下室付きの物件かは分かりませんが、次号は両者嘉納を目指し施設へ向かうのでした。

あらかたアタリをつけたというタタラ達アオギリの樹もきっと向かうはず。再びバトルロワイヤルが繰り広げられるのでしょうか!?

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