東京喰種 第100話 [百足] の感想【東京喰種】
ついに嘉納の元に辿り着いたカネキでしたが、そこでカネキは新しいことの連続に混乱していました。嘉納がいう「アオギリを生んだきっかけを作ったのが芳村店長である」ということ、嘉納が芳村店長がグールであるとわかっていること、四方が登場し神代 利世を連れ去ったことCCGが迫っていることなどからです。
「あんていく」の関わりは!?
何で四方さんがここに…
鯱と戦っていたカネキはついに、嘉納の別邸の地下で嘉納 明博と神代 利世にたどり着きます。そこへ割って入り利世を連れ去った四方の姿に混乱していました。「リゼさんを連れて行った目的は何か?それも店長が画策したことなのか?」と…。
混乱しつつも、一番の目的である嘉納に挑みかかるカネキでしたが、それを制する形で割って入ったのは鯱でした。鯱らアオギリも嘉納を追っていたはずなのですが、これでは完全に嘉納の護衛です。。
鯱の強さ
“蓄”の違い
カネキをいとも簡単に蹴散らす鯱でした。なぜこの差が生まれるのか、鯱はカネキに答えていました。「人の世で武練を積み上げ”喰種”の肉体により、その技を昇華させた…」その”畜”の違いがカネキが鯱に勝てない理由なんだとか。
なんか順番がおかしい気が…。喰種の強靭な肉体がベースにあるわけだから、喰種の肉体の上に武練を積み上げていったのなら分かります。でも「昇華」ってイメージがついてこないですね。。
鯱と嘉納は退散
カネキをねじ伏せたところで、鯱は嘉納を掴んでその場を離れます。追いかけようとするカネキのもとへ、嘉納は何体もの実験体を送り込みます。
タロちゃんはクインケを渡されていた程なので人間でしたが、今回カネキを取り巻く実験体は赫子を持っている様です。飼い人なのか実験体なのか喰種なのかよくわからなくなってきました。
カネキはv喰種と自覚!?
実験体の正体なんかより、よくわからないのはカネキの発言…
「僕が”弱い”だと…? “喰種”だと自覚したあの日以来、大切なものを守りたくて弱さを切り捨てた。この世界は弱肉強食、強者が喰う。強者はだれだ?それは僕だ。この僕だ。」と…。
まさか既に人間を捨てていたとは…。またヒデがきっかけとなって人間の世界に戻る可能性もあるのかなと思っていましたが、もはやカネキに人間と喰種の橋渡しをしようという考えは無い様です。最近連載を読み始めた読者が、前が気になってコミック買ったら物語の変貌っぷりにびっくりしますね。。
ところでカネキが喰種だと自覚したのはいつなんでしょう……
鈴屋 什造・クロナ・ナシロ
見た顔ですねえ…
エトの語りかけに戦意喪失していたクロとシロ、そこに現れたのは一人別行動をとった鈴屋 什造 二等捜査官でした。「クロナとナシロです?」と問いかける什造に、シロは「お前…、玲ッ…!?」と驚きの様子でした。「その眼…どうしたです?真っ赤になって。人間やめたですか?」と什造が言っているところから、鈴屋 什造が玲という名前で、クロナとナシロがまだ人間だった頃からのそれなりに知った仲の様です。
また設定を急遽作った!?
「クロナとナシロは裕福な家庭に生まれ、幸せな生活を送っていた普通の家族。それが喰種に両親を殺された事で一変し、その後残された少女2人がどうなったかは不明だったが、実は嘉納に利用され隻眼の喰種として実験台にされていた。」という話しは出ていましたが、この話しのどこらへんに什造を滑り込ませ、クロナとナシロが汚い言葉使いをする余地があるのかと疑問です。
こちらは、什造がクインケ『13’s ジェイソン』でクロとシロに宣戦布告です。
亜門・アキラ VS 月山・ナキ
CCG到着
カネキと行動を共にする「美食家」こと月山 習と「アオギリ」のナキが対決している最中、CCGの亜門 鋼太郎と真戸 暁たち捜査官が合流しました。2人の姿を見るなり、美食家は20区の厄介者、ナキは13区でコクリアを脱走したS層の1人だと見抜きます。
ナキがSレートと言うことは、月山もっと上なんですかね!?
共同戦線
月山の提案で一時休戦。月山とナキは共同戦線をはり、CCGを迎え撃つ体制を取り始めました。
ここでナキが「このナキ様が、二度もコクリアにぶち込まれるわけにはいかねーんだよ!!」と言っていますが、CCGは喰種は基本殲滅ですよね?CCGが喰種を捕獲する様な道具を持っているところを見たことないですし、身体能力的に生身の人間であるCCGが喰種をとらえている程の余力を持ってるとも思えません。何のためにコクリアに閉じ込めるのかも分かりませんし…
篠原 VS カネキ
アンタがこいつらのボスかい?
また一方で、篠原 幸紀 特等捜査官は嘉納が居た中枢部分にたどり着きます。そこへ「だれ…ですか…?」と声が届きます。続けて「いや…、だれでも関係ない…。僕の邪魔をするやつはみんな…、摘まなきゃ。」と言うのはカネキ…。篠原が「まるで百足だ」と形容するその赫子のシルエットはもはやバケモノ。言動も錯乱気味ですし、更なる進化というか落ちるところまで落ちたという感じです。
どこへ向かって行くのか
皆、目指すは嘉納だったのでは!?
なにやら、みんな嘉納医師を追っていたとは思えない、装備と立ち振る舞いです。
なぜかアオギリ推しの嘉納と、嘉納の居場所を突き止めるまでは田口看護師拉致など必死だったアオギリも、鯱と嘉納が仲良く退場と初対面で和解しきったかの展開。最近はクインケすら持ち歩いていなかったCCGはクインケを装備し、喰種と遭遇しても驚く様子も無い事などかなり不明な展開です。
後は、赫子痕で喰種が特定できるなどと言っておいて、カネキの喰種が利世の赫子から百足の赫子に変わってしまっているところも気になります。今回の第100話は、週刊ヤングジャンプ No.47 11/7号(2013年10月24日発売) に掲載されています。