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東京喰種 第109話 [吊人] の感想【東京喰種】


今回の物語は笛口 雛実とカネキが足を運んだ高槻泉のサイン会会場からスタートです。高槻泉が寝坊してサイン会の開始が遅れたというエピソードはかすりもせず、何事もなかったかの様にサイン会は進んでいきます。読者へのサービス精神も旺盛で好感の持てる作家さんでした。

ヒナミとカネキ

ヒナミとカネキは変装もせずに高槻泉に会っていました。カネキは白髪に眼帯姿、ヒナミはCCGから手配されているとは思えないほどの気の抜きようでした。高槻泉はカネキが20歳くらい、ヒナミが14歳くらいであることから、二人を「危険な香りのするカップル」だと言っていました。ヒナミという名前も金木という名前も明らかにし、高槻泉の「髪は染めたんですか?」という質問にも「これは地毛・・・」と答え、こんなことにも気付いたんだぞと言わんばかりに策をまたがる隠された人間関係を語って印象づけたりと無防備もいいところでした。

ヒデ

サインをもらい、高槻泉との会話も弾んだヒナミとカネキでしたが、それと入れ替わりにヒデこと永近 英良も高槻泉のサイン会へとやってきました。高槻泉に「お名前は?」と聞かれたヒデは、あろう事か「カネキ ケンです。」と答えていました。これには高槻泉は「・・・・・・」と。まあヒデは金木のためにサインをもらったのだと思いますし、別に同じ名字(しかもカネキは一応『カナキ』と名乗っている)でも疑念を抱くほどでは無いはずですが・・・。

高槻泉

話しの流れで、ヒデに対して「・・・次は『喰種』の話しを書きたいなー」という高槻泉、ヒデの「取材するにも、身近にいないッスもんねえ」という言葉に対して、「そーなの。・・・ああでも、なんか今日光明が見えたかもー」と意味深なセリフを残す高槻泉でした。

ヒデは取材の心配してましたけど、どう考えてもこれまでの高槻泉の作品も取材なんてできなそうな話の様な気もしますが・・・。

ジェイソンとナキ

ここで話しはCCGの亜門 鋼太郎と滝澤 政道捜査官の会話へと移りました。亜門は「ナキは『13区のジェイソン」の右腕でヤツを庇い『コクリア』へ収容されていた。ジェイソンは『アオギリの樹』の喰種・・・、ナキが「アオギリ」所属だとしてもおかしくはない・・・」と見解を述べてますが、ジェイソンの右腕というならアオギリ所属はほぼ確定だし、とらえたこともないジェイソンがアオギリと分かっているのに、収容所でさんざん取り調べできたはずのナキがアオギリに属しているかがわからないというのは・・・。でも、「美食家もアオギリかも・・・」にはならないんですね・・・。

羽赫の痕跡

そこへ真戸 暁が黒ラビットの『赫子』の損壊痕に関する鑑識結果を持って現れました。結果は『羽赫』につき痕跡が残りづらく特定の喰種を割り出す決定的な材料にはなり得ないのだとか・・・。ん・・・?そもそもこれまで追っていたラビットの羽赫は判別するための情報を揃えていたのか!?もしかしてそもそも羽赫を照合できるだけの材料を持っていないのでは・・・。

中華喰種!?

話しの途中でしたが、「腹が減っては・・・だ」と亜門と政道は近所の串カツ屋へ、暁も初めて同行することになりました。話しは什造や篠原や法寺などCCG捜査官の話題に・・・。法寺の活躍の話しで中国の捜査チームに抜擢され、『赤舌連』の喰種相手に功績を残したのだとか・・・。今度は中国に喰種ですか・・・。日本の東京にしか喰種って生息してなかったのでは!?少なくともCCGは日本では東京しかカバーしていないし・・・。

暁の言葉は!?

酒の席はすすみ、政道も暁も酔っ払って言い合いをしていました。そして目が据わった暁が「それりゃあ、私も言わせてもやおう。」と語り出したところで次号へ。正直、次回の暁の話は気になりませんが。。今回の第109話は、週刊ヤングジャンプ No.4+5合併 – 2014/1/22号(2013年12月26日発売) に掲載されています。

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