東京喰種 第116話 [再逢] の感想【東京喰種】
状況が飲み込めずウタに相談を持ちかけたカネキは、四方 蓮示と直接会うことを決意しました。四方の元に辿りついたカネキは四方に拒絶されるも、物音を頼りに神代 利世と対面することに成功しました。
神代 利世
再会
「リゼ・・・さん、ぼ・・・僕のことわかります・・・か・・・」と近寄るカネキ、リゼは身を縛られたまま、狂ったようによだれをたらし「肉が食べたい」と繰り返すだけで、カネキの存在に反応すらしていない様子でした。
喰種の飢餓
四方が肉を投げ入れると、手足を縛られたまま肉を頬張るリゼの姿・・・、四方に言わせると「拘束衣を破らぬよう食事は最低限しか与えていない。リゼは極度の飢餓状態だ・・・。お前が誰かもわからない。」だそう・・・。
いやいや・・・、飢餓だとそんな症状になるなんて設定あったか!?嘉納邸では拘束されて逃げられなかった訳ですが、あの時は飢餓状態にされている様には見えませんでした。そもそも実験に必要なリゼの赫包を何度も再生させていたらしいので、むしろ食事を満足に与えられていたのではないかと考えられます。
四方が連れ去ることでリゼの待遇は一気に悪化した様です。満足に食事を与えて拘束衣を脱がせると一体どんな不都合があると言うのでしょうか・・・。
金木 研
般若の形相
カネキはそんなリゼの姿を見て、リゼの臓器を移植されて喰種と化したその時から、様々な辛い目に遭ったけど、不思議とリゼを憎めないと語りかけました。しかしそんなカネキにすらリゼは無反応でした。これには「ねえ、リゼさん・・・。僕を見て・・・。僕を見てくれよ・・・!」と般若の様な形相でリゼを見るカネキでした。
人間を捨てた!?
カネキが知るリゼは余裕があり、奔放で、強く、凶悪で、その強さに惹かれていまのカネキがあり、リゼなくしてはカネキの強さは空っぽでただの人間の金木 研でしかないとつぶやいていました。
カネキは別に強さを得るために人間を捨てた訳ではなかっただろうに・・・。少なくとも、カネキの中では人間は弱いから捨てて喰種の道を選んだというビジョンがある様に受け取れるセリフでした。
四方 蓮示
そんなカネキの様子を見ていた四方は「・・・お前は思い違いをしている」と切り出し、今までの戦いは全てカネキ自身の力で戦ってきたものだといい、「・・・・・・嘉納や他の声に惑わされるな。お前の力で歩いて行け。・・・・・・お前なら出来る。」とカネキを励まします。
そして優しい表情を浮かべながら「・・・・・・悪いな・・・、いつもうまく話せなくて。」とカネキに声をかける四方でした。・・・、完全に騙されてる感が・・・。どうなんでしょう。身を隠してリゼを拘束して極度の飢餓状態を保っている事をカネキに納得させる様な説明になっていないと思いませんか!?
霧島 董香
シーンは変わって喫茶店「あんていく」。「受験勉強はどうだい?」という言葉に「えっ・・・、まァまァ・・・、ぼちぼちですけど・・・」と返すトーカの姿がありました。学校が好きだからと学校の先生になろうかと言うトーカですが、その流れで「でも、私みたいに短期な女じゃ無理ですかね・・・」というトーカに、「他人にしっかり怒れるというのは大切なことだよ。その怒りが正しい方向を向いてさえすれば良いんだ。」と説く芳村店長でした。
カネキの行動への伏線の様にも感じられる発言でしたが、その真意は如何に・・・
そんなこんなで、芳村店長がコーヒー豆を切らしてしまったそうで仕入れ先に取りに行くことになったトーカと西尾でした。その道中、向こうからやってきたヒナミと月山のペアに遭遇して驚いたところで次週へと持ち越しです。
西尾 錦と月山 習
「ゲッ月山・・・」と面倒なヤツに遭っちゃったな程度の反応をする西尾でしたが、確か西尾って月山に瀕死の重傷を負わされたはず・・・。こんな反応では住まない「恐怖」か「憎悪」の反応をするはずなのですが・・・
相変わらず、久しぶりに登場する人物って顔変わりますね・・・。有馬 貴将に引っ張られた顔立ちの西尾先輩でした。。さて、この展開はどう転ぶのか・・・!? 今回の第116話は、週刊ヤングジャンプ No.13特大号 – 2014/3/13号(2014年2月27日発売)に掲載されています。