東京喰種 第118話 [解錠] の感想【東京喰種】
西尾 錦の案内で上井大学を訪れた霧島 董香でしたが、そこで金木 研の親友である永近 英良と出会いました。
カネキの横顔
行方不明とされているカネキについて会話を始めるトーカとヒデ、その話題は「カネキってどんな人だったの?」というトーカの質問に答える形で、カネキの人物像が語られていきました。
小学生時代・・・、休み時間も放課後もヒマさえあれば読書ばかりでクラスメートからかわれたりしていたカネキを永近が助けた話し、なにされてもやり返すことなく困った顔で笑っている少年だったそうです。小学校の高学年くらいに母親を過労で亡くし、両親を全て亡くしてからは、いつもどこか寂しそうだったで、今回もいろいろ抱えきれなくなってどこかに行ってしまったのではないかと心配するヒデでした。
「・・・・・・だとしたら、この俺に一言相談ぐらいしろっつー話だけどな!」と言うヒデに、「どっかでまた、本でも読んでるんじゃないかな!きっと大丈夫だよ・・・」と元気づけるトーカでした。ヒデはカネキが何か隠し事をする時にはアゴをさわる癖があることを伝え、「もし、アイツが店に戻ってきたらさ、隠していること全部吐き出させてやってくれよな!」とトーカに伝えていました。
CCG特等捜査官会議
一方で、CCG本局にて行われていた「特等捜査官会議」では、未だ掴めていないアオギリの樹の動向について議論が交わされていました。局長の和修 吉時を筆頭に、安浦 清子、灰崎 深目、田中丸 望元、丸手 斎、宇井 郡、篠原 幸紀、黒磐 巌の8名でした。そこに有馬 貴将の姿はありませんでした。
議題は2件、通称ムカデと呼ばれる半赫者(カネキのこと)を赫者となる前に駆逐しなければという議題は「この件はまた詰めよう」という流れでした。もうひとつ、黒磐が例の件という「二体の梟」の捜査進捗の件については「ああ、バッチリ進んでるよ」とそれだけでした。
重要なワードを切り出しただけだとは思いますが、なんだか無駄会議のにおいが漂います・・・
あんていく
再び場面は変わり、喰種が経営し喰種が集う20区の喫茶店「あんていく」に誰かが来店したところに移ります。その客はカネキ・・・。今やCCGが張り込んででも不思議ではない場所に白髪のまま訪れるとは・・・
「・・・久しぶりだね。カネキくん。」という芳村店長に、「今日は・・・、お話しに来ました。単刀直入にお訊きします。」と切り出したカネキは、「アオギリの樹の首領・・・、隻眼の王・・・、いや『隻眼の梟』は・・・”あなたの子”ですか?」と鋭い顔つきで言葉をぶつけたところで次回へと持ち越しとなりました。今回の第118話は、週刊ヤングジャンプ No.15 特大号 – 2014/3/27号(2014年3月13日発売)に掲載されています。