コミック読書レポート #こみれぽ

圧倒的力の喰種、通称「隻眼の梟」の前に壊滅寸前のＣＣＧ捜査官達。次々と仲間が負傷していくなか、１対１の勝負を強いられていた宇井 郡捜査官も、あっという間に押されていくのでした。

決戦

宇井捜査官は、クインケ「赤舌」で隻眼の梟と対峙していました。他の喰種とは違いまるでエイリアンの様な容姿に、ウワサに違わない攻撃力･･･、隻眼の梟を前に宇井捜査官は敗れてしまうのでした。

その後、倒れていた篠原 幸紀捜査官にのそのそと近づいた隻眼の梟は、ひと太刀で篠原捜査官の脚を切断したのでした。叫び声を上げる篠原･･･、それを目の当たりにしていた鈴屋 什造捜査官の方を向き、「お・そ・ろ・い」と不敵な笑みを浮かべるのでした。鈴屋捜査官も同様に隻眼の梟に脚を奪われた一人でした。

回想

そんな惨劇を目の当たりにした鈴屋捜査官は篠原捜査官とのエピソードを思い出していました。両手に収まる程の短刀のクインケ「サソリ」を上司である篠原捜査官から渡された時の出来事、一般の警察官をめっためたにして篠原捜査官から指導を受けた時の出来事、二等捜査官昇任試験の受験勉強に励む鈴屋捜査官を面倒見る篠原捜査官とのワンシーン･･･、どれも鈴屋捜査官と篠原捜査官との思い出のシーンでした。

現実に戻ると、そこでは隻眼の梟のクインケが篠原に突き立てられる瞬間でした。喰種の飼い人として生きてきた頃から心を失っていた鈴屋捜査官でしたが、この惨劇を目の当たりにして声にならない叫びを上げるのでした･･･。

カネキ

ここでシーンはこのマンガの主人公であり、元人間の喰種である金木 研へと移りました。前回意味深な終わり方をしましたが、そのままの流れでのスタート･･･。「ヒデはいなくなっていて僕は一人だった。あれほど酷かった傷は治っていて、口の中は甘い血の味がした」と書かれている様に、おそらくカネキはヒデを食べてしまったのでしょう･･･

そんなカネキが進む先に、一人の男が待ち構えていました。その男こそ、無敗のＣＣＧ捜査官で「ＣＣＧの死に神」の異名をとる「有馬 貴将」･･･。

ついに、カネキ vs 有馬の一戦が幕を上げるのでした。

今回の第137話は、週刊ヤングジャンプ No.35 に掲載されています。