ヤングジャンプ No.36(8/2発売) ベスト
ヤングジャンプ No.36(8/2発売) で私のベストは「極黒のブリュンヒルデ」でした。
極黒のブリュンヒルデ
第25話 デート?
ストーリーはシリアスなのに笑いが光る
鎮死剤という薬がないとわずかな期間で朽ち果ててしまう魔法使いの少女4人と類無き頭脳をもつ少年の物語。ヤングジャンプは青年誌ということで少女が登場する類いのマンガなのですが、他とは少し違い内容は謎に包まれたストーリー物です。宇宙人の受精卵という謎めいたアイテムに、簡単に街を破壊する程の魔女が普通の人間社会で暴れたり(しかも情報統制で、魔女の存在が表ざたにならない)等とうまいストーリを展開していていつも気になっているマンガです。
秋葉原で暴走するカズミ
今回特に面白いと思ったのは、本題のストーリー展開からは少し外れたカズミ(魔法使い)の言動です。村上(主人公の少年)と秋葉原に出かけることになったカズミですが、とても可愛らしい格好で待ち合わせ場所に現れます。普段からそんな感じなのですが、秋葉原につくなり大声で「おるわ、おるわ!!パッとせんオタクばっかりようけおる!!」とか「見てみぃ!!みんなレジに並んで堂々エロゲー買っとるわ!!その度胸を女口説く方に使えばエロゲー買わんで済むのになぁ!!」とか騒ぎ放題。困惑する村上とのやりとりがかなり笑えました。
話しの脱線もそこそこに、後半は2人ともシリアスな表情。ちゃんと本題が進展していくのは作者「岡本倫」のうまさなんだと思います。しかし、話しが深くて展開が全然よめません。