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ヤングジャンプ No.40(8/30発売) ベスト


ヤングジャンプ No.40(8/30発売) で私のベストは「ヒトヒトリフタリ」でした。

ヒトヒトリフタリ
Life39 ブロック

春日総理、福島第一原発を視察

この作品前から気になってました。最初の方は、瀕死の状態から脱した総理が一度は死んだ身だと、いくつもの困難なな状況の果敢に挑むお話と言う感じで、確かに「脱原発」とかキーワードがたまにでてきていて、今を皮肉っているマンガだなと思っていました。

ところが皮肉っているどころか、次第に脱原発色/反原発色が強くなり、今回に至っては1ページ目が壊れた福島第一原発の絵と”あの日より、世界の焦点になった場所。”と記されるまでになりました。内容も冒頭で「春日総理が福島第一原発の視察を決めた」というところから、具体的な視察に向けた準備、黒玉(作中で”悪”・”心の闇”を表現するもの)による圧力が描かれている回でした。

最近でも、脱原発を掲げ原子力村に反旗を翻した総理が、数々の反発にあいながらも政策を推進していくという絵が、作者自身が現代に「声を上げられないが重要なこと、誰かがやらねばならぬこと。」という訴えを感じました。

作者への反発もただ事ではないのでは!?

春日総理の確固たる意思で物語が展開していますが、それはイコール「ヒトヒトリフタリ」の作者が確固たる意思で作品を仕上げていっているに他なりません。作者の強い意思と想い、編集部の判断で世に出ているだけでもすごいと思いますし、それが週刊ヤングジャンプという発行部数も多く、社会の中核をなす20代〜40代あたりまでという青年向け雑誌に連載されているというのはすごいことだと思います。

でも、これだけ影響のある「反原発」を訴えているということは、作者への反発もけっこうあるのではないかと思います。反発があるとかないとかは公表されていませんが、もし反発があったとしても作者の高橋ツトム先生には負けることなく自分の想いをぶつけていって欲しいと思います。

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