ヤングジャンプ No.45(10/4発売) ベスト
ヤングジャンプ No.45(10/4発売) で私のベストは「極黒のブリュンヒルデ」でした。
極黒のブリュンヒルデ
第31話 あれれ?
小五郎に魔法を見せる約束だったが・・
皆ハングアップ
鎮死剤の合成と宇宙人の受精卵の解析、超常現象に値する内容を叔父の小五郎に依頼した良太。その対価は少女達の「魔法」を小五郎の前で披露すること。ついにその時が来た!と思いきや、寧子(ねこ)の「破壊」も小鳥の「入れ替わり」もハングアップしていて使えず、頼りのカズミも小五郎にしてみれば単なるハッキング。全くの成果ナシに小五郎から鎮死剤の開発のストップを宣言されてしまいます。
佳奈が落雷を予知
そんな中、佳奈が小学校の校庭に落ちる落雷を予知。佳奈の予知を皮切りにカズミ、良太の連携プレーで身元を明かさず小学校への連絡、危険の回避に成功。とても気持ちの良い作品展開です。
どちらかというとシリアスな展開だが、とぼけた感じが面白い。
鎮死剤が切れると死んでしまう魔法使い、一刻の猶予もないため鎮死剤の確保に強力する良太と、好奇心からそれを支える小五郎、行く手を阻むAクラス以上の強力な魔法使い、魔法使いを操り何かをたくらむ巨大な組織、物語の基本路線は目を離せないハラハラした内容になっています。
ところが、肝心なとこで魔法使いがどうでもいいことに魔法を使ってハングアップしていたり、記憶をスキャンできる魔法使いが「その男の似顔絵を描けるか?」と言われ、まじめな顔して「描ける。絵は得意だから」とすごくへたっぴな絵を描いたり、目が合わないとスキャンできないからと、少女がスカートをまくり上げて視線を集めたりと、本線から脱線しない範囲でこまごまととぼけた感じが織り交ぜられているところに作品のできの良さを感じます。