PR
検索

ヤングジャンプ No.46(10/11発売) ベスト


ヤングジャンプ No.46(10/11発売) で私のベストは「ヒトヒトリフタリ」でした。

ヒトヒトリフタリ
Life45 メッセージ

春日首相、福島第一原発4号機からライブ中継

原田署長の制止を無視する春日総理

4号機燃料プールの目の前で、マスクだけでなく防護服さえも脱ぎ国民へのメッセージを伝える春日総理。もし何らかの事故で4号機が壊れ燃料棒をコントロールできなくなれば、最悪の場合福島から半径250km、およそ国土の半分が住めなくなると言う。そんな原発が国内に17ヶ所もあり全てで同様の事故が起こり得る危機にあるといいます。

それにも関わらず我々はこの出来事を過去のことにして忘れてしまう。それは放射線が目に見えず人体に及ぼす影響にリアリティがないからだとライブ中継を通じて国民へ問いかける。そして、総理である春日総一郎が日本が死の国になる前に放射性物質がどれほど危険かを分からせると宣言しました。

まさに日本の今を映すストーリー

このヒトヒトリフタリという作品がすごいのは、今現実に起こっている問題を実寸のスケールで伝えようとしているところだと思います。事実、春日総理が言っている様に、放射性物質がどれほど危険かと問われてもリアリティが沸かないのは渡したしも作者も同じだと思います。

ただ、科学的に影響が解明されていなくても、非常に大きなリスクということは確かで、現実問題として今の時点でも原発周辺に住んでいた方で住み慣れた土地に住めなくなってしまったという方々がたくさんいらっしゃいます。実際の被害が分からないがために、反論を恐れるがためか原発の話題はタブーな風潮がありますが、そこを果敢にリスクを隠すことなく、働き世代がターゲットの大手出版社が出版する週刊誌ヤングジャンプで訴えていくというのはすごいことだと思います。

春日総理はどんな手を!?

さて、春日総理は国民に放射性物質の恐ろしさを伝える策は何なのか?それは原発で防護服を脱ぐだけではなく、自ら積極的に被曝することでした。隠し持っていたグラスを取り出し、燃料プールの水を汲む春日総理、そしてそのまま口に運び高濃度汚染水を自らの体内へと取り込んでしまいます。「被曝がどんなモノかをお見せする」という春日総理、今後どの様に物語が展開されていくのでしょうか。

にほんブログ村のランキングに参加中です。
楽しめましたら以下ポチッとお願いします(*^_^*) にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へ

コメントをどうぞ